2014/04/24
ラーメン凪 煮干王@大久保 「煮干ラーメン」

ぐずついた天気の月曜日、休日出社の疲れを引きずり体調最悪、体にガツンと喝を入れたいところですな。百人町ならではの豪快な病院看板を見上げながら、大久保に3月オープンした「凪 煮干王」へ。場所は、惜しまれつつ閉店した「はやし家」の跡地です。

ご存じの通り「凪」にはいくつかのブランドがあり、「煮干王」は渋谷・西新宿に次いで3店舗目。ただ、「はやし家」へのオマージュなのか、大久保店では「つけ麺」を出すというのでイソイソやってきたわけですが……今日の体調では、どうしても「つけ麺」は無理、泣く泣く「煮干ラーメン」(790円)をポチッとな。店内には結構壮年・老年のお客さんもおられ、どうやら「はやし家」の常連さんを引き継いでいる模様。

では、スープを一口……うん、潔くてイイ感じ。例によってドカンと繰り出される煮干風味、しかし独特の苦み・風味を際立たせながら、なぜかエグミを感じさせないのが「凪」の特徴。コイツに「斧」を振り下ろすように、醤油カエシが「ドスッ!」と効いて、思わずエッジが立ち過ぎそうなところを、背脂が上手く丸めてくれます。ベースの動物系を敢えて主張させないのも、もちろん計算づく。

麺は、極太の平打ち縮れ。平笊で麺上げしていますが、多少無理矢理感がありますなぁ……しかし、ムスッとした重みのある歯応えで、噛み込むほどに広がる力強い甘み、コイツをエッジの効いたスープが盛り立てて……これぞ「凪」の醍醐味ですなぁ。もちろん、あの「いったんも麺」もたっぷり入り、食感の変化を楽しめます。

具材は、チャーシュー、青菜に刻みタマネギ、そして海苔一枚。チャーシューは流行りの低温調理モノで、肩ロース大判が一枚。噛み込んで肉汁を楽しむタイプですが、醤油と煮干をピーキーに表現したスープの中では、この動物性の肉汁が実に映える。刻みタマネギの下処理加減・分量もまさにドンピシャ、さすが「凪」と唸らせます。

店舗情報は、こちら。
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