2014/04/01
麺屋 7.5Hz@虎ノ門・内幸町 「中華そば(小)」

大阪の有名店が西新橋に進出したと聞きつけて、仕事帰りに銀座からテクテク歩いて向かいます。地下鉄駅でいえば虎ノ門に近く、西新橋一丁目の陸橋から一本裏手に入ったあたり。

メニューは基本的に「中華そば」一本で、「卵かけごはん」や「ヘタ丼」など副食も数種類。麺量は「小」で1玉140gで、「中」1.5玉、「大」2玉とか、「チャーシュー麺」の派手な外見に惹かれながらも、カロリー縛りのオヤジとしては泣く泣く「中華そば(小)」(530円)で。BGMは初期のユーミン。

なかなか見栄えのする丼姿。まずはスープを一口……おっ、コクの出し方が面白い。ベースは鶏ガラのようですが、風味・旨味がキチンと出たもの、その中から主役の「カエシ」がドドンと押し出してくるわけですが……濃口醤油の深いコクを、さらに深めるカラメルのような風味。カエシを煮詰める過程で出る味なのかしら……しかし決して甘ったるくはなく、どちらかといえばハード&ドライなタッチです。

麺も、独特の太麺ストレート。小麦感ギッチリの麺を固めにゆで上げてあり、ススルというより頬張ってガシガシ噛み込むようなタイプ。こちらもどこかハードボイルドな味わいで、独特の風味のカエシと合わさり、さらに味を深めていくような、そんな展開。いや、コイツは相当美味い。

具材は、チャーシュー、メンマに、ザク切りのネギがタップリ。チャーシューは厚切りが2枚と値段を考えれば驚異のサービス、シッカリ味がしみたモモ肉をガシガシ噛み込むほどに、なんともいえぬ古風な「中華そば」的味わいが、口いっぱいに広がります。メンマも風味の良いものがタップリ、そしてなんといっても白眉はネギで、加熱により出た優しい甘みが、ハード&ドライなスープの中で実にクッキリ引き立ちます。終盤、卓上のホワイトペッパーをバサバサふりかければ、気分はもう「大阪」!

店舗情報は、こちら。
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