2014/04/06
麺屋 のろし@秋葉原 「味噌らーめん」

この日は、秋葉原から両国方面へウォーキング。消費増税間際の週末で、駆け込みの買い物客なのか秋葉原は大変な人混み。一方、桜はそろそろ見頃で、三井記念病院前の公園は早くも花見客が。その近くにある、3月オープンの「のろし」でランチ。

函館「麺屋 狼煙」が東京進出、場所はなんとあの大人気店「饗 くろ㐂」のすぐ近くという大胆なロケーション。メニューは「味噌」「辛味噌」「塩」の三系統で、ミニいくら丼との「函館セット」がウリのようです。取りあえず、筆頭ボタンの「味噌らーめん」(850円)を、ポチッとな。中華鍋で野菜を炒めた後スープ投入、そのまま煮込みながら調味をするという札幌スタイル、「塩」とは工程が異なり、注文が混じると製造がペースダウンするため、結構時間がかかります。隣の客が待ちくたびれて、居眠りし始めたころに、ようやく丼到着。

では、スープを一口……うん、まとまりのよい上品な味。ベースはアッサリとした清湯スープ、味噌ダレは赤味噌主体ですが白とブレンドしてあるようで風味にクセがなく、ラードはかなり多めですが、品質が良いのか過剰なコッテリ感もありません。野菜のフンワリとした旨味、挽肉のコクもほどよく移っており、生姜によるキレもほどほどで……突出したポイントもありませんが欠点もない、まとまり重視の仕上がりです。

麺は、札幌味噌系でよく見られる黄色く加水率高めのもので、多少細めの中太縮れ。かん水多めの引き締まった麺を、固めにゆで上げプリプリに仕上げてありますが、歯応えはスマートで食べやすく、ツルッとスピーディなノド越し。多加水麺特有のスッキリした甘みも、コッテリした味噌にベスト・マッチ。

具材は、チャーシュー、炒め野菜、キクラゲに、薬味のネギ二種と糸唐辛子。チャーシューはバラ肉を非常に柔らかく仕上げてあり、ほどよく崩れて麺によく絡みます。肉汁の美味さを活かした控えめな味付けですが、味噌と絡んでコクがほどよく深まるよう調整されており、コイツはなかなか。炒め野菜も、浅めの火通しでシャッキリ感を強調しつつ、微妙に焦がして香ばしく仕上げてあります。

プリプリの麺に炒め野菜を絡め、コッテリした味噌スープにドップリ浸して、ワシワシ頬張りますと……ラードと野菜が微妙に焦げた香りが鼻を抜け、これぞ札幌味噌の醍醐味ですな。最後は、口直しのイチゴで、後味サッパリ。

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