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らーめん こんどる屋@西新宿 「塩こんどる」

こんどる屋@西新宿・20140408・高層ビル
 春の嵐が過ぎ去って、快晴&桜満開の月曜日。新宿方面の仕事を済ませ、「笑っていいとも最終回」のため東口に詰めかけたギャラリーを押し分けて、西新宿の「こんどる屋」へ。場所は以前「炎のつけ麺」があった場所で、「凪 煮干王」の2階。
こんどる屋@西新宿・20140408・店舗
こんどる屋@西新宿・20140408・券売機
 2月オープンのこのお店、高校までボクシングをやっていた宇都宮出身のご主人が、凪グループから開店を任されるにあたって「何かパンチを」と悩み抜き、地元栃木の「ヤシオマス」(写真は後掲)を使ったスープにたどり着いたのだとか。メニューは今のところ「塩」「醤油」の2系統、まずは、スープがダイレクトに味わえそうな「塩こんどる」(750円)で。
こんどる屋@西新宿・20140408・塩こんどる
こんどる屋@西新宿・20140408・スープ
 では、スープを一口……いやぁ、コイツは斬新。これまでも、いわゆる「鮮魚系」と呼ばれるスープはいくつかありましたが、多くはアラやシャケなど「脂」で派手な風味を押し出してくるもの。しかし、コイツは「鮮魚系」独特の「不飽和脂肪酸」感を主題に据えながらも「脂」感が希薄で、そのくせアユなど淡水魚独特のまろみのある旨味が強く感じられるという……塩ダレの塩梅も絶妙で、マスの旨味を最大限に増幅しています。
こんどる屋@西新宿・20140408・麺
 麺は自家製で、断面が平打ち形状の細縮れ。白く透き通るような多加水麺ですが、熟成させてフックラとした甘みを引き出しており、どこか「ご飯」に通じるような味わい。縮れがシッカリとスープを持ち上げ、ピロピロとススリ上げればマスの風味がファ~~ッと口腔に広がって……いや、これは美味い。
こんどる屋@西新宿・20140408・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、青菜に海苔、そして「凪」系特有のザク切りのネギ。チャーシューは低温調理で味付けも控えめ、ナチュラルな肉の風味が、ナチュラル系のスープによく合います。こんどる屋@西新宿・20140408・メンマ

 そして特筆はこのメンマで、醤油味・酸味に加え旨味まで伝わってくる、まるで「漬物」のような味わい。コイツが穏やかなテイストのスープ・麺にキリッとリズムを刻み込んで……いわば、アユ茶漬けをお新香でカッ込むような、そんな感触。コイツは箸が止まりません。

こんどる屋@西新宿・20140408・ヤシオマス さすが「凪」グループの期待の新星、尋常なレベルの完成度ではありませんが……多くの方にとって、この「川魚」的な風味には馴染みがなく、「非日常」的な美味さになっているところが、少し気になる。「日常食」として楽しんでもらえて、はじめてリピーターが生まれるこの業界、だからこそ煮干しやカツオなど「日常的」な食材でいかに独自性を出すかを競っているわけですが……そういった意味で、まだ未発売の「煮干」系や「たんたん麺」「ざる中華」で、いかに独自性を出せるかが、今後の勝負どころ。発表の折には、是非再訪したいと思います。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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