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博多ラーメン 和@赤坂 「ラーメン」

和@赤坂・20140410・路地
 花に嵐のたとえ通り、満開の桜に打ちつける激しい雨。そんな雨も上がり、今度は強い風が吹き始めた金曜夜、赤坂の新店「和」(かず)へ。場所はTBSの裏手で、少しさみしい路地(写真)を入ったあたり。
和@赤坂・20140410・店舗
和@赤坂・20140410・券売機
 3月オープンのこのお店、小奇麗な外装・内装で金がかかっていますが、「資本」系的な匂いがなく落ち着いた雰囲気。博多ラーメンのお店ゆえ、メニューは基本的に「ラーメン」一本で、あとはトッピングのバリエーション。敢えて別注文にしてある「辛子高菜(激辛)」(100円)が気になりますが……まずは、シッカリ豚骨を味わうために、今日のところは「ラーメン」(680円)で。
和@赤坂・20140410・ラーメン
和@赤坂・20140410・スープ
 では、スープを一口……お、ちょっと新感覚の豚骨。トロッとした粘度があって見た目かなり濃厚そうですが、豚骨臭は少なく脂分由来のコッテリ感も少なくて、口あたりはマイルド……しかし、溶けだした髄の風味がグッと舌を押す感じで、ノド越しにシッカリ残る「質量感」。一方、カエシはかなり強めで、豚骨の濃さの割にキレをキッチリきかせています。なにがなし、「博多」というより、万人向けチューンの「久留米」といった風情ですな。
和@赤坂・20140410・麺
 麺は、細麺ストレートのいわゆる博多麺ですが、博多麺の中では多少太めの部類かも。「かため」でお願いしましたが「バリかた」に近い仕上がりで、太さの関係もあって食べ応え十分。甘みも非常に力強く、質感・味ともに濃厚なスープに負けていません。
和@赤坂・20140410・辣油
 具材は、チャーシュー、キクラゲと薬味のネギ。チャーシューは、ホロホロに仕上げた肩ロースで、味付けも濃いめ。しかし、スープもカエシをきかせた味濃いめで、麺も濃い風味ですので、多少くどさが感じられたり……さて、金曜夜のお楽しみ、卓上のクラッシュ・ニンニクをガツンと投入すると、濃厚豚骨がシッカリ受け止め、グングン「マッチョ」なスタイルに。さらに、卓上の自家製ラー油が面白く、適度な細かさの唐辛子粉がチリチリとまだらに辛味を加えて、全体がいい塩梅に「ケバ立ち」ます。

和@赤坂・20140410・卓上 濃厚なのに飲みやすく、細麺なのに食べ応えがあって、カスタマイズにも機敏に反応……「博多」とも「久留米」とも違う、ましてや「熊本」や「宮崎」とも全く違う、さらには都内資本系の「ボンヤリ」系とも完全に一線を画した、スマートなのにメリハリ・パンチがキッチリきいた、新感覚の「濃厚豚骨」。丼底にゴッソリ残る髄粉が、そのクォリティを物語っていますな……「赤坂」的には、中華・韓国料理店が幅をきかす「今」とは違う、さりとて黒塗りの高級車がひしめいた「ふた昔」前とも違う、TBSの新社屋ができて若者が増え始めた「ひと昔」前の雰囲気の、スマートにしてビビッドな一杯でした。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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