2014/05/05
麺処 花田 神田店@神田 「味噌」

休日出社の上、結構遅くまで働いてしまった週末。週末ウォーキングで汗を流す代わりに、会社のデスクで脂汗をにじませるだけの一日でしたので、「今宵はカロリーオフで、汁なし担々麺でも」などと考え神田の某新店を訪れましたが……週末は早じまいの模様。別の担々麺屋へ移動中に信号待ちしていたら、この「花田」が目に留まりました。

「花田」は池袋でも上野でも食べたので、12年オープンの神田店はこれまでスルーしておりました。でも、この日は夜になって急に冷え込み、霧雨も降り出した空模様。店前の路上看板には、「今日みたいな寒い日は、あったか~い濃厚味噌らぁめんは、いかがですか?」との誘い文句で、思わず入店。メニューは「味噌」「辛味噌」のラーメンとつけめんという、以前からのラインナップ。とにかく温まりたくて、「味噌」(790円)のボタンをポチッとな。

では、スープを一口……うわぁ、コイツはヘヴィ。ドロッとした粘度のこのスープ、そのドロドロ感はあの「くるり」に勝るとも劣らず、「花田」各店共通ですが、それでいてクドさを感じさせず、不思議とスッキリした感じがあるのが「花田」の特徴でした。最初、池袋ではホイッパーによる「空気」感で、上野ではペジポタ的な「野菜」感でソレを実現していましたが……「野菜」感は残りつつも、本来の脂分の重さがかなり頭をもたげており、濃厚味噌の重さ・クドさが姿を現しつつあります。

麺は、三河屋製麺製の太麺ストレート。ゆで加減は申し分なく、「味噌」特有の重さをモッチリ感で受け止めて、三河屋さん特有のソフト感・しなやかさもシッカリ感じさせるという、絶妙の仕上がり。味もシッカリしていますが、スープのパンチがあまりにも強くて、これだと三河屋さん特有の優しい味わいが、影を潜めてしまいますな。

具材は、チャーシュー、メンマ、モヤシなど炒め野菜に白髪ネギ、上からパラリと辣油を垂らしてあります。スープ粘度がすごいので、チャーシューも崩して「まぜそば」的にいただくのが正解。野菜類をタップリ絡めて麺・スープをいただけば……野菜でスープのパンチが弱まって、これでようやくバランスがとれる感じ。

しかし、バランスはとれても「濃厚」がもたらす「平坦」感はぬぐえない。そこで、卓上「一味」の登場となる訳ですが……やはり、脂分主体の主張のためか、池袋・上野よりも効きが悪い。それでも、多少味が引き締まりますので、コイツはおススメ。

店舗情報は、こちら。
【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking