2014/05/25
福の神食堂@秋葉原 「冷やし煮干し中華そば」

今日も今日とて休日出社、爽やかな5月の青空を恨めしく見上げながら、ランチは秋葉原「福の神食堂」へ。

お目当てはこの「冷やし煮干し中華そば」(780円)、平日のランチタイムは25杯限定ですが、土祝日なら45杯ですので無理なくありつけそうと踏んでいました。5月に冷やしとはちょっと気が早い感じもしますが、例年「福の神食堂」の冷やしは傑作が多くて楽しみにしており、夏まで待っていられません。券売機の「限定A」ボタンを、ポチッとな。

では、スープを一口……ありゃ、レンゲじゃ持ち上がりません。非常に強くトロミがついてゲル状になっており、レンゲですくおうとしても、スルスルッと丼へ帰って行ってしまいます。

麺を食べ終わる頃にはスープ温度もやや上がり、トロミも多少弱まってレンゲですくえるようになります。さて、そのお味は……フワッとした鶏の旨味を、さらにフワッと昆布の旨味が包み込むようなベーススープ、その旨味を椎茸でヤンワリ引き締め、「4種類の煮干し」でコツンと硬質な風味を加えて、醤油ダレでキュッと味を引き締めています。能書きには書いてありませんが、なんとなく節系の香りも鼻を抜けるような……こうした柔らかな味と硬質な味を重ねて奥行きのある味を実現する手法、さすが「福の神食堂」さんですな。

麺は、平打ちの太麺縮れ。いかにもスープ持ち上げ重視の形状ですが、コイツにゲル状のスープがビッシリとまとわりついて、一緒にジュルジュルッと頬張りますと……ヒンヤリとして奥深い味空間から、多加水麺のスッキリとした甘みが、一筋の風のように舌に当たる感じで、まるで富士・風穴の風に顔を当てているような爽快感。

具材は、鶏チャーシューにメンマ、大葉・三つ葉・ネギにオクラという、いかにも夏っぽい布陣。鶏チャーシューは低温調理により鶏の旨味が上手く引き出されており、絶妙の調味とあいまって非常に美味い。鶏白湯ブームのおかげで、最近鶏チャーシューを食する機会が多いのですが、コイツは最高級のクォリティかも。オクラが加えるネバネバ感も、いかにも「福の神食堂」の冷やしっぽくて、ファンにはタマリマセン。

店舗情報は、こちら。
【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking