2014/05/27
麺屋 大申@馬喰横山、人形町 「大申淡麗塩」

またしても週末休日出社が確定した金曜夜、バカバカしくて残業する気にもなれませんな……ということで、どこかで一杯となる訳ですが、あいにく来週は健康診断、例によって「塩・醤油シバリ」の食べ歩きとなります。淡麗系でゆったりできて……脳内DBを検索し、人形町駅から「大申」へ、再び。

前回は豚骨・鶏の「ラーメン」をいただきましたが、豚骨メインながら鶏の存在感が強く、コイツは鶏のみの「大申淡麗」がイケるかと思っていました。あれからまだ3週間ほど、券売機を見ると筆頭は「ラーメン」ではなく「大申淡麗」になっており、しかも塩と醤油に分化しています。ここは再び筆頭で、「大申淡麗塩」(750円)をポチッとな。

では、スープを一口……やっぱりね、コイツは「当たり」。あきらかに、ただのスッキリ系鶏ガラスープとは一線を画すこの「ボディ」、一貫してスッキリ感は感じさせつつも、ムンムンと口腔で鶏の風味を膨らませて、フワッと鼻に抜けるこの感覚。鶏油の多さに負けない風味の力強さ、上質な中華「上湯スープ」(丸鶏)に近い「フル・ボディ」感です。塩ダレも、前半は鶏を下支えして、後半徐々にキレを加える絶妙のきかせ方。このワザの深み……ご主人ひょっとして中華出身の方かしら。

麺は中太ストレート。「ラーメン」で出会ったムチピチ「タピオカ麺」風の一品とは全く異なり、中加水でシットリとした口あたりで、親しみやすさを感じる甘み。もちろんスープが「上湯」風ですので、こうした中華麺の方がピッタリなわけですが……ちょっとダマになってましたな。ひょっとして、この麺に変えたのは最近のこと?


さて配膳時に、「お好みでどうぞ」と差し出される辛味調味料。後半、コイツを半分ほど投入してみましたが……目からウロコが3, 4枚。「鶏塩」なら、調味料は胡椒やせいぜい柚子胡椒というのが「相場」ですが、この調味料を混ぜ込むと、スープに「シパッ!」とキレが加わり、コクもジワジワと盛り上がって……ただの豆板醤ではないようですが、「こういうやりかたもあるんだ!」と驚かされます。この発想、ご主人ますます「ラーメン・ネイティブ」な方ではありませんな。

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