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そこうまラーメン@人形町・馬喰横山 「味噌白湯つけ麺」

そこうまラーメン@人形町・20140626・路地
 長時間の残業を覚悟して臨んだ仕事が、定時過ぎには終わってしまって、なんとも拍子抜け……と同時に、急に腹が減ってきました。人形町「そこうまラーメン」が、なにやら新メニューを出したと耳にしていましたので、そちらへ。いつものように、モノ寂しい路地を抜けていきます。
そこうまラーメン@人形町・20140626・店舗
そこうまラーメン@人形町・20140626・メニュー
 オープン直後のメニューは、「鶏コク」「鶏煮干」の2本立てでしたが、その後「鶏煮干」のかわりに「醤油」「濃厚味噌」が加わって、さらに夏場を前に「鶏コクつけ麺」「味噌白湯つけ麺」が仲間入り。入口左手の券売機で、「イチオシ」マーク輝く「味噌白湯つけ麺」(850円)を、ポチッとな。
そこうまラーメン@人形町・20140626・味噌白湯つけ麺
そこうまラーメン@人形町・20140626・つけ汁
 では、つけ汁を一口……おぉ、コイツは相当濃厚ですな。ベースは、鶏ガラ・モミジのストレートで、ジックリ炊き出し独特のコクを引き出しています。コイツに絡む白味噌は、その濃さもあってか麹の風味が非常に強く、味の濃さも最強レベル。この店のことですので、味のセンスは非常に良いのですが、いくらつけ汁とはいえコイツは濃すぎかも……
そこうまラーメン@人形町・20140626・麺
 麺は、浅草開化楼製の中太ストレートで、ラーメンは細縮れでしたし、短く切り分けられているので、つけ麺専用のもののよう。ただし、それにしては加水率はさほど高くなく、さらにその割にはサッパリとした甘みで……これで270gの麺量、食後の「膨満感」はハンパではなさそう。そこうまラーメン@人形町・20140626・麺上げ

 コイツを、麺皿の中でチーズ・「チョイ辛ひき肉」と絡め、つけ汁につけズバァ~~~ッとイキますと……濃い味のつけ汁に、さらにチーズ・挽肉の味の濃さが重なる感じで、見た目ほどのインパクトはありません。逆に、濃さに濃さを重ねる中で味が単調となって、後半はやや食べ飽きしますな……麺量が多いだけに、余計に飽きます。
そこうまラーメン@人形町・20140626・具材
 具材も非常に豪華で、チャーシュー、メンマ、味玉1個に、ネギ2種と糸唐辛子、そして麺皿のチーズ・「チョイ辛ひき肉」。チャーシューは賽の目切りの肩ロースで、やはりコイツも濃い味付け。味玉もおおよそ想像がつきますが……予想にたがわぬ濃い味付け。終盤は、だんだん味覚がマヒするような感覚に襲われます……味としては美味しいんですけどね。そこうまラーメン@人形町・20140626・スープ割

 最後に頼んだスープ割、おそらく「醤油」などに使っているアッサリ鶏スープで割ってくださいますが、いや~~~最後の最後で救いの手が。重苦しく垂れこめた雲が、一瞬でパッと消え去り快晴になったような、そんな晴れ晴れとした美味しさですな。

そこうまラーメン@人形町・20140626・店内 BGMに耳を傾けると、もはやナツメロの南野陽子「話しかけたかった」。この曲が流行った頃、つまりバブルの真っ只中に仕事で一人前になり、まさに「半沢直樹」のような濃いおニイさん方に次から次にブツかってホトホト辟易しながら、知らずアッサリ系のおニイさん達とツルむようになり……以後、四半世紀以上も苦難のリーマン生活をおくるハメになる訳です。「♪……駆け寄って 話しかけたかった でも出来なかった 遠くで 思うだけだった 心で時間を止めてたの♪」……あの時、「濃さの密集」の中に何かを見出す力が私にあれば、もっと違った人生だったかも知れませんな。

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麺屋 和伊まる(WAIMARU)@小川町・淡路町 「濃厚鶏白湯そば」

和伊まる@小川町・20140623・交差点
 まだ6月中旬の土曜日、でも日差し・空気はすっかり「夏」。週末ウォーキングも、今日から短パン・Tシャツの夏装束に衣替え、スタート前に小川町の新店「和伊まる」で腹ごしらえ。
和伊まる@小川町・20140623・店舗
和伊まる@小川町・20140623・券売機
 ラーメン通の間でも以前から、鶏白湯ブームの仕掛け人は青山一丁目の店を手掛けるグループではと噂されておりましたが、その後新橋秋葉原の「武一」など店舗数を急拡大、一大グループに成長してきました。そのグループが、5月にオープンさせたのがこのお店。メニューは、和風出汁サッパリ系「鶏白湯そば」と、イタリアン鶏ポタ系「濃厚鶏白湯そば」の2系統。後者は、このグループにしては珍しいスタイルで「攻めてる」感あり、そこで「濃厚鶏白湯そば」(800円)をポチッとな。
和伊まる@小川町・20140623・濃厚鶏白湯
和伊まる@小川町・20140623・スープ
 では、スープを一口……絶対的な安心感と、ノビノビした雰囲気、なんか余裕すら感じさせるお味ですな。モミジたっぷりの鶏白湯に、「野菜ポタージュ」を合わせたというこのスープ、イモ粉でザラつく世の「ベジポタ」とは全く異なり、野菜の甘み・旨味をシッカリ引き出し、トロトロに溶かした「野菜ポタ」は、何ともシルキーな舌触りで、鶏白湯の旨味とシナジーして味わいもノビやか。香味油にひと工夫あるのか、どこか洋風なテイストですが、水炊き的な旨味もシッカリあって、コイツは文句なくウケそう。
和伊まる@小川町・20140623・麺
 麺は、平打ちの太麺ストレートで、パスタのフェットチーネを意識した佇まい。加水率もちょうどパスタのような塩梅で、甘みもシッカリしていることから、粉もパスタを意識しているのかも。もはや当然のように鶏ポタとはシックリと馴染んで、ほとんどスープパスタをいただいているような気分。
和伊まる@小川町・20140623・チャーシュー 具材は、鶏チャーシューにつくね、ヤングコーン・青菜に、薬味として紫タマネギがタップリ。鶏チャーシューはモモ肉のソテーで少しバターの風味が漂い、つくねもラーメン店の具材とは思えぬ洋風な仕上がり。そして紫タマネギが加える辛味・フレッシュ感が実に効果的で、トロトロに混濁しそうな全体の味わいに、ビシッとメリハリを加えます。和伊まる@小川町・20140623・辛味調味料

 後半には味変に挑戦。卓上に用意されているのは、赤唐辛子とガーリックをオリーブオイル漬けにしたもので、それなりのピザ店ではよく見かける調味料。ピザではなくラーメンにコイツを入れるのは初めてですが、目分量でふりかけますと……ヤンワリとした辛味で味全体が引き締まり、コクがフンワリ膨らんで厚みを帯びながら、チリチリとした刺激が全体を覆うという……こういう演出が可能とは、眼からウロコが3、4枚。これ、豚骨なんかでもイケるんじゃなかろうか。

和伊まる@小川町・20140623・能書き 豚骨魚介ブームの後継として、鶏白湯がブームとなってすでに2年以上、この分野に関する業界全体の水準もずいぶん上がってきましたが、シンプルな食材構成のスープだけに、豚骨魚介ほどのバリエーション展開が見られなかったことが、イマイチ残念。しかし、まだまだこの分野にはノビしろがある、そんな可能性を、ブームの仕掛け人自身が示して見せた一杯。すでに、汐留「カシムラ」のように異業種によるイノベーションが始まっているこの分野、こうして業界主力による「反撃」も始まって、ますます先行き面白くなりそうですな。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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