2014/08/10
八幡浜ちゃんぽん 莢(SAYA)@四谷三丁目 「八幡浜ちゃんぽん」

四谷三丁目方面の仕事を済ませて時計を見れば、そろそろ昼時。そういや四丁目に八幡浜チャンポンを出すお店ができたとか……照りつける真夏の日差しで、コンガリとローストされながら徒歩移動。お店は、四丁目交差点に面した角地にあります。

「八幡浜ちゃんぽん」は、愛媛県八幡浜市の名物だとか、豚骨ではなく鶏・イリコ出汁のスープでいただけるそうです。メニューは「ちゃんぽん」「焼ちゃんぽん」の2系統、さらに「じゃこカツ丼」「ちりめんご飯」「けずり蒲鉾ご飯」などという、悪魔的な引力を放つサイドメニュー……「副食禁止」のわが身を恨むばかり。まずは筆頭「八幡浜ちゃんぽん」(690円)をポチッとな。

製法が結構面白い。まずは深底のフライパンで野菜類をしっかり炒め、そこへ黄金色のスープを投入、少し馴染ませてから麺ゆでに入りますが、これがなんと2秒ほど。すぐに麺上げ・湯切りしてフライパンに投入、具材・スープと一緒にグツグツ煮込んでいます……火加減が難しそうですが、コイツは面白いワザですな。

ブワッと湯気が舞う丼姿。まずは、スープを一口……いや、コイツは美味い。能書きでは、出汁の主力は鶏ガラ・鰹・昆布のようですが、ジャコ天から溶け出すのか明らかに雑魚系の出汁(瀬戸内では褒め言葉)が香る上に、野菜類の甘み、特に細モヤシの独特な香ばしい風味がしみわたって……もう麺・具材を食べる前から、ワックワク。

麺はやや太めの中太ストレートで、ソフトな食感のいわゆるチャンポン麺。甘みも、一般的なチャンポン麺同様ハッキリとしたもので、これだと明らかにアッサリスープに対して勝ち過ぎますが……そうはならないところが面白い。煮込んでスープをシッカリ吸わせてある上、さらにゴッソリと盛られた野菜類と一緒に頬張れば、野菜がドップリとスープを持ち上げ、なんとなく全体が馴染んでくるから不思議です。

具材は、細モヤシ・タマネギ・ニンジンなど野菜類と、豚肉・ジャコ天、そしてタップリの万能ネギ。広島出身の私としては、この細モヤシのポキポキ感と香ばしさの活かし方だけで昇天モノですが、多量のネギが加えるジャンク感、豚脂身のさりげない甘みもタマリマセンなぁ……

ジャコ天も、旨味がギッチリ詰まって香りもバッチリ。仕上げに卓上のスパイス(黒・白胡椒のブレンド)や、ゴマ油を加えれば、これぞまさに「B級グルメ」、地方都市の雰囲気がヒシヒシ伝わってきます……いやぁ、大満足!

店舗情報は、こちら。
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