2014/08/19
自家製麺 MENSHO TOKYO(麺庄)@後楽園・春日 「らーめん」

なにやらあの市ヶ谷「庄の」が、ラムを使ったお店をだしたとか。酷暑でウォーキングもままならない今日この頃、ヘルシーなラム使用とは嬉しい限り……お店は文京シビックホールから西へ進み、交差点を渡ってすぐ。

3日前にオープンしたばかりですが、プレオープン時とはメニュー(表記)を変えた模様。「らーめん」「つけめん」から「ラム豚骨」という名前を消して、「ラム煮干」系は提供中止。急遽変更したためか、券売機のボタンにベタベタ紙が貼ってある状態です。大型のおススメボタンは「つけめん」のみですが、ラムのクセがより強いと噂の「らーめん」(750円)をば。

では、スープを一口……なるほど、こう来ましたか。ラムの風味はクセが強く、モロに主張させると、ダメな人は全く受け付けなくなりますが……豚骨と合わせて深く炊き込んであり、ミルクのように完全乳化した豚骨が、ラムの風味をフンワリと包み込み、サラリとノド奥に消えながら、鼻にスッとラムの香りを残していきます。ラムならではの旨味の強さ、ソイツをやんわりカエシで引き立てるだけで、ムンムンと芳醇な味に膨らんでいくから不思議なもの。

さて、チャーシューの下から、ビシッとならんだ麺が登場、さすが自家製麺を使う店は、「愛」が違いますなぁ。

もちろん、味・食感も言うことなし。しなやかにゆで上げられた麺は、シッカリした歯応えを感じさせながら実にシルキーな舌触りで、スムーズなノド越し。そして甘みも実にスマートで……上質な甘みを伝えながら、敢えて風味をニュートラルに構えることで、ラムのクセを適度に引き立てようという演出意図が、ありありと伝わってきます。

具材は、チャーシュー、メンマ、三つ葉にネギ、そしてスライスしてあるのはライムかな。チャーシューは、ラム肉を低温調理したモノで、噛めば噛むほどラムの旨味が口腔に広がりますが、クセが見事に抑えられているのが印象的。ラフな焼き加減の焼肉と違って、まんべんなく火を通すことで、こんなに美味しく調理できるんですな……メンマも穂先のイイとこ使っています。全体にパラリとかかっているのは「ほうじ茶」のようで、ラムの風味を抑えてコクを加える優れものです。

店舗情報は、こちら。
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