2014/08/21
新橋大勝軒@新橋 「カレーもりそば」

夏休みにしてお盆休み、しかも週末土曜日という、世のビジネス活動レベルが最低に近づくこの日でも、「休日出社」というこの世の地獄……しかも結構忙しく、ランチに遠出するヒマもないため新橋あたりですませることに。家族連れでニギわう「汐博」会場を、指をくわえて眺めながら、ボー然と烏森口へ。

さすがサラリーマンの聖地「新橋」、お盆休みの真っ只中でも、いろんな店舗が営業中。久々に「新橋大勝軒」をのぞいてみると、夏用の冷やしメニューに混じって、「カレー」と「カレーチーズ」の「もりそば」を提供中。
注文方法について、券売機(写真は後掲)には掲示がないため店員さんに訊いてみると、「特製みそもりそば」か「特製辛もりそば」(いずれも850円)を買ってくれとのこと。麺量225gの「小」にできないか相談してみましたが、「並」(300g)か「大」(450g)同額での提供のみ。

まずは、麺を一口……客も少なく、ヒマそうな店員さん一人での対応でしたのでやや不安でしたが、コイツは立派な仕上がり。大勝軒特有のツルッと滑らかな麺肌、しかし唇に吸い付くようなモチッとした感触もキッチリでていて、口腔でピチピチッとはねるような感触やスピード感あるノド越しも、また見事。甘みは「大勝軒」らしいシレッとしたものですが、トータルとして「らしさ」が最大限でています。

つけ汁は、ベースの味わいを活かした絶妙の仕上がり。カレーは国産市販ルーのような味ですが、決してそれに味を支配させることなく、同店特有のベースが分厚く主張。「新橋大勝軒」は開店当初、魚介系を強く主張するスタイルで、その後動物系とのバランスをとったものの、そのままではカレーが勝ち過ぎると予想していましたが……この動物系はかなり「分厚い」。ムンムンとした動物系のコクが、カレーをグイグイ持ち上げます。

コイツに麺をつけ、ズバァ~~ッとイキますと……うん、まずまずのバランス。甘みの弱い麺ですので、カレーと合わせればつけ汁が勝つのが必定ですが、粘度を抑えて持ち上げ量を減らし、上手くバランスを取っています。動物系の濃厚感とカレー風味が支配する濃密な空間に、スッキリ系の麺が一本ピシッと輪郭線を描くようなイメージで、なかなかのメリハリ。

具材は、つけ汁に沈むチャーシューと、モヤシ・ニンジン・タマネギなど野菜類、それに細切りのジャガイモが加わります。カレーですので野菜類の合わせ方が焦点ですが、単に湯通ししてあるだけといった印象で、いまひとつ。特にジャガイモの仕上げには気を遣って欲しかったり……チャーシューも、角切りで合わせるべきじゃないかしら。

店舗情報は、こちら。
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