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もんなか まごころ厨房@門前仲町 「塩らーめん 味玉」

まごころ厨房@門前仲町・20141231・路地
 さて、いよいよ2014年のラーメン食べ納め。私は木場「まごころ厨房」で食べ納めにすることが多かったのですが(昨年はちょっと浮気)、昨年11月「もんなか まごころ厨房」オープン以来、橋本店主も木場から移っておられますので、今年はこちらで食べ納め。いつものように、永代通り脇の路地を抜けて、現地へ。
まごころ厨房@門前仲町・20141231・店舗
まごころ厨房@門前仲町・20141231・券売機
 暖簾をくぐり、ご主人に目でご挨拶。最初は「辛みそ」狙いだったのですが……個人的に、今年は仕事が結構「大荒れ」の一年でしたので、気持ちをリセットすべく、木場本店創業時に食べたメニューの「塩らーめん 味玉」(860円)で。
まごころ厨房@門前仲町・20141231・塩味玉
まごころ厨房@門前仲町・20141231・スープ
 昔より、彩り豊かになった丼姿。まずはスープを一口……むむっ、コイツはずいぶん「丸く」なりましたなぁ。猛々しくアグレッシブなスタイルがこの店当初のトレードマーク、しかしその後の試行錯誤で「豚骨5:鶏ガラ8」の「黄金比」にたどり着いたとか。鶏ガラの円やかさと優しいコクが基調となって、以前とは印象がかなり違いますが、往年のパンチ力や「カオス」っぽい雰囲気もそのままで、「まごころ」らしさは健在。こだわりの塩ダレも、なんとも円やかで奥深い。
まごころ厨房@門前仲町・20141231・麺
 麺は、浅草開化楼製の中太ストレート。こちらも、オーションを使って豪快さを打ち出していた往年と異なり、国産小麦100%として、シットリとした食感とウブな味わい。もちろんこちらの方が、円やかで優しいスタイルとなったスープには、よく合いますな。しかし、ゆで加減や加水率で微妙に「ゴワッ」とした感触を演出し、往年のスタイルも残しています。
まごころ厨房@門前仲町・20141231・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔に水菜、薬味のネギと追加の味玉。白眉はやはりこの肩ロース・チャーシューで、低温で7時間も煮込んだという一品。提供前に炙りが加えられ、外面がカリッと脂身がプリッと、そして低温調理の赤身がシットリと訴えかけるという、極上の仕上がり。まごころ厨房@門前仲町・20141231・味玉

 メンマの味・食感も、スープ変更に合わせて変えてあり、水菜やネギのバランスも文句なし。もちろん味玉も、ご覧のような完成度。

まごころ厨房@門前仲町・20141231・能書き 創業時のアグレッシブなスタイルも魅力的でしたが、かなり「客を選ぶ」味だったこともまた事実。その後、新御茶ノ水に出店したり、門前仲町に移転させたりする中で、「より広く親しまれる味」を試行錯誤してきた「到達点」が、この味なのでしょう。ま、天才・橋本店主にとっては、「通過点」に過ぎないのでしょうが……いよいよ今年も、「到達点」であり「通過点」でもある大晦日、それでは皆さま、よいお年を。

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むぎとオリーブ マーチエキュート神田万世橋店@秋葉原 「蛤SOBA」

むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・マーチエキュート
 年末仕事もいよいよ大詰め、会議も本音のぶつかり合いで、ハラハラ・ドキドキの展開となってしまいましたが……極度に高まった緊張を和らげるべく、日本橋から神田方面へちょっと散歩。三越前で一軒フラれ、たどり着いたのは万世橋の「MAACH ecute」(旧万世橋の一部を活かした商業施設)。新御茶ノ水や淡路町からも結構近いのですが、最寄りは秋葉原になるのかしら。
むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・店舗
むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・メニュー
 つい先日、「ミシュランガイド東京2015」ビブグルマンに選ばれたこのお店、今年2月に東銀座にオープンしましたが、今度は万世橋に2店舗目。メニューの「SOBA」類は東銀座と同じですが、「つけ麺」や「まぜそば」がない代わりに親子丼を提供中。10カ月間の進化を確認すべく、注文は前回と同じ「蛤SOBA」(950円)で。白木を使い、明るく開放的に演出した雰囲気は、東銀座とよく似ています。
むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・蛤SOBA
むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・スープ
 では、スープを一口……うん、見事に「修正」してきましたな。桑名直送の蛤100%というこのスープ、これに大山鶏の鶏油を合わせた構成ですが、東銀座オープン当初は鶏油が多すぎ、バランスはイマイチ。しかし、今回は鶏油量を調整してあり、蛤の風味・旨味がムンムンと口腔に充満、これで初めて醤油のコク・キレも本領発揮……最初は和蕎麦のように、そして徐々に味の「厚み」が増していく、フレンチ出身のシェフが描いた通りの「ストーリー」が展開されます。
むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・麺
 麺は、褐色の中太ストレート。ちょっと大麦っぽい独特な風味が感じられ、甘みもなかなか力強い。さらにザラついた麺肌が、旨味・コク・キレ三拍子そろったスープを持ち上げて、コイツは美味い。これが本来目指したモノだったのか……ただし、麺肌のせいか相変わらず麺の絡まりは結構ヒドく、ラーメンを食べ慣れない人は紙エプロンをおススメします(店に用意されています)。
むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・蛤
 具材は、鶏チャーシューに蛤、素揚げしたリボン型ナルトにズッキーニと、三つ葉・海苔・ネギ。東銀座オープン当初より、鶏チャーシューが小型化した分、ズッキーニやネギによる演出を加えたようで、バランス的にはこちらの方がグッド。ただし、相変わらず出汁とりで疲れ果てたような蛤には、ちょっとワビしいものがありますな……蛤さんも撮ってほしくないのか、ちょっとピンボケ。

むぎとオリーブ@秋葉原・20141228・卓上 オープン時にいただいた時も、鶏油量を調整して食材を足し引きすれば、かなりイイ線いくと思っておりましたが……まさに期待通りの見事な調整。ちょっと和蕎麦っぽい雰囲気も、「蕎麦の聖地」神田須田町にはお似合いですな。シックな一杯をいただいて、荒ぶりケバ立っていた心もスッと落ち着き、アキバの人混みに消えるオジサンなのでした。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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