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うずまき 別館@赤坂 「担々麺」

うずまき@赤坂・20150125・官邸前
 午前中、霞ヶ関で軽くプレゼン、ホッと一息ついたランチタイム。気晴らしに、首相官邸を横目に赤坂まで散歩して、宿題店をのぞいてみることに。まずは日枝神社交差点にもほど近い、「うずまき 別館」へ。
うずまき@赤坂・20150125・店舗
うずまき@赤坂・20150125・メニュー
 ネット情報では、2013年にオープンしたのち一時閉店、昨年12月に再オープンしたものとか。写真左側の小さなドアから地下に入ると、5席ほどの小さなお店、路上看板のメニューは担々麺のみとなっていますが、着席すると「担々麺か塩になります」とのこと。一瞬「塩」に惹かれましたが初訪ゆえ、まずは「担々麺」(900円)で。
うずまき@赤坂・20150125・担々麺
うずまき@赤坂・20150125・スープ
 箸休めの香の物と一緒に、小ぶりな丼で登場。まずは、スープを一口……なんかこう、「エレガンス」を感じさせる味ですな。非常にアッサリしたベーススープ、芝麻醤は白ゴマを使った上品な味わいで、辣油も唐辛子以外のスパイスを軽く効かせながら、洒落た風味に仕上げています。おそらく完全無化調で、味に透明感を漂わせながら、上品な味を重ねることで微妙にコクを浮き彫りにしていくという、かなり独特なスタイルの味造り。
うずまき@赤坂・20150125・麺
 麺は中細のストレートで、見かけによらずソコソコの麺量。色白の麺肌、しなやかさを強調したゆで加減、実にピュアで素直な甘みで、上品なスープに実によく合う。なんかこう、独自の美学を感じさせるコンビネーション。
うずまき@赤坂・20150125・具材
 具材は、挽肉・松の実、青菜にネギが二種。麺・スープからは一転、挽肉は思い切った濃い味付けで、非常にハッキリとしたコントラスト。コイツを噛みしめるほどに上品なスープが色付いて……うん、コイツはなかなかの「口福感」。箸休めの香の物も、酸味が効いた白菜で、いい塩梅に舌をリセットしてくれます(香の物は日替わりの模様)。

うずまき@赤坂・20150125・一人席 帰り道、この店が面する路地を溜池山王まで歩きましたが、このあたりは赤坂でも議員会館に近い一角で、料亭・割烹が密集する地域……そんな赤坂伝統の「エレガンス」を受け継いだような、気品あふれる一杯。900円というプライシングも、ごく自然に受け止めさせる、不思議な「気高さ」がありますな……やっぱ、赤坂は奥が深い。いまのところ月イチ程度で霞ヶ関通いですので、そのたび探索してみますか。

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吉田屋@門前仲町 「ラーメン + ほうれんそう」

吉田屋@門前仲町・20150122・鳥居
 年初から忙しく、初詣もままならぬ日々ですが……今日も今日とて休日出社。ランチタイムも短めですので、あまり遠征しないで門仲の新店へ。場所は富岡八幡宮の鳥居近く。
吉田屋@門前仲町・20150122・店舗
吉田屋@門前仲町・20150122・券売機
 2011年に森下にオープンした「吉田屋」が、先月門前仲町へ進出。森下店ではオープン時に食していますが、ちょっと印象には残っていませんな……屋号は「吉田屋」ですが、基本的に家系ラーメンのお店で、メニューも「ラーメン」「つけ麺」の2系統。「薬味増し」「魚粉」(各20円)なんてメニューがあるのも当時のままですな……このあたりサービスにはできないのかしら。注文は「ラーメン」(680円)と 「ほうれんそう」(100円)、好みは全部普通でお願いしました。
吉田屋@門前仲町・20150122・ラーメン
吉田屋@門前仲町・20150122・スープ
 では、スープを一口……豚骨は、ライト&ミルキーなタッチで、流行といえば流行のスタイルですが、森下店で食した5年前とほぼ同じ印象。弱めのコクの豚骨に、やや強めにカエシを効かせていますが、コクよりも旨味を強調したバランスで、その旨味もケミカルゆえ多少ボンヤリした味。豚骨は油分が多めですがコッテリ感はあまりなく、鶏油も少な目でますますボンヤリ。
吉田屋@門前仲町・20150122・麺
 麺は、やや太めの中太ストレートですが、家系麺としては細めの部類。デフォのゆで加減はかなり柔らかめで、甘み・風味も弱めですので、こちらも印象が薄い。ただ、「つけ麺」と共通化するためか、かなり短く切り分けてあり、食べやすくはありますな。
吉田屋@門前仲町・20150122・ほうれん草
 具材は、チャーシュー、ホウレン草と海苔三枚。これも流行なのか、ホウレン草増しの結果は思ったほどでもなく、ちょっと茹ですぎなのか風味も弱め、さらに搾りもかなりアマめです。ただし、森下店で感じたような雑味はありません。吉田屋@門前仲町・20150122・チャーシュー

 チャーシューはポークソテーのような仕上がりで、脂身プルプル。肉の旨味を活かして単体ではまずまずの味わいですが、スープがボンヤリした味ですので、どうも味の引き締まりがイマひとつ。卓上のニンニクや豆板醤、特製味噌なんかも試してみましたが、ケミカルのせいかストレートには効いてきませんな。

吉田屋@門前仲町・20150122・卓上 森下や清澄白河駅周辺はラーメン専門店も少なく、そうした平和な環境で育まれた一種「ガラパゴス」的な味に感じられますが……門仲周辺は結構なラーメン激戦地、富岡八幡宮前という地の利はあっても、近くには「晴弘」「まごころ厨房」もあるし、家系としてはステディな味の「黒潮家」もあって、これはかなり厳しい戦いになりそうですな。いっそ、この「ガラパゴス」をもっと突き詰め極めれば、あるいは道が開けるかもしれません。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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