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麺や 極@水天宮 「らーめん」

極@水天宮・20150330・箱崎JCT
 疲れ切った体を引きずって、今日も今日とて休日出社。さすがに今日は、気が滅入るなぁ……休日をエンジョイする方々になるべく出会わない街ということで、箱崎JCT近くの新店「極」へ。
極@水天宮・20150330・店舗
極@水天宮・20150330・券売機
 草加・松原団地にあるお店の支店ということで、ご主人はあの「田中そば店」出身だとか。先日、神楽坂にある系列店「田中屋」で、「田中そば店」との微妙なベクトルの違いを楽しんだところでしたが、この店もどこかにオリジナリティ加えてるんでしょうなぁ……とりあえず「らーめん」(700円)を、ポチッとな。極@水天宮・20150330・路上看板

 ランチタイムは、写真のサービス品がつくとか。病み上がりで疲れた体がカロリーを欲しておりましたので、自己ルールを踏み倒して「高菜ごはん」をオーダー。「中ジョッキ 昼も夜も1杯100円」の文字が眩しすぎますが……死にもの狂いで我慢。
極@水天宮・20150330・中華そば
極@水天宮・20150330・スープ
 では、スープを一口……「田中そば店」「田中屋」の比較でいえば、どちらかといえば前者に近い。ただ「田中そば店」よりは豚骨の風味をやや強めに押し出して、カッチリとしたコクを強調、あの独特の「艶めかしさ」はありませんが、旨味をストレートに伝えてきます。極@水天宮・20150330・スープ+カエシ

 そして、少し驚いたのはカエシの使い方。丼底のカエシを敢えて混ぜ込んでおらず、食べ進むほど徐々にカエシのコクが増してきます。後半は、写真のように明らかにスープの色も変わってきて、豚骨と醤油のコクがシナジーして強めのパンチに。醤油っぽさを感じさせない「田中そば店」に、大きな「ひと工夫」が加わっています。
極@水天宮・20150330・麺
 麺は、細麺・中太平打ち麺から選べますが、念のためオススメを訊ねても、やはり「田中そば店」と同じ中太だとか。しなやかにゆで上げられて、口腔でそよぐように舞う極上の仕上がり、かん水を抑えて饂飩のようにピュアな甘み、もてる魅力を最大限に発揮してます。
極@水天宮・20150330・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ。特筆はなんといってもチャーシューで、表面を濃く味付け肉汁もフンダンに湛えた、メリハリの効いた文句なしの一品。メンマも「田中そば店」と同じ、醤油で濃く味付け柔らかく仕上げたもの。コイツがこの麺には合うんだよなぁ……
極@水天宮・20150330・唐華
 「田中そば店」同様、卓上には「唐華」的な調味料を用意。ただし、海老の風味はあまりなく、逆にニンニク(?)の風味がごくわずかに増してあって、辛味の伝わり方もストレート。ポップには「肉めし」に使うことを勧めていましたが、サブメニューとのマルチユースを考えて、こういう設定になったのでしょう。極@水天宮・20150330・おじや

 そして最後に、高菜飯でラーメンおじや。やってから後悔しましたが、高菜は旨味以上に塩味が多少強い一品で、おじやにするとちょっと塩っぱい。茶碗のほうにスープをひと匙スープをフリかけて、「高菜飯+α」として食されることをオススメします。

極@水天宮・20150330・ポップ 「田中そば店」系でありながら、「田中そば店」とも「田中屋」とも違う、独自の地平線を切り開いている一品。特に、醤油のコクを連続的に増す工夫には、目からウロコが3、4枚。これほど考え抜かれた仕掛けに加えて、サービス含めてこの価格、中生つけても800円ですか……近くで働く人なら、これで通わない方がどうかしてますな。つぎは絶対、休日出社でない日に訪店、「山形辛味噌」にビールでハイになります。

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博多ラーメン ふくちゃん@築地 「ちゃんぽん」

ふくちゃん@築地・20150329・場外
 強烈な風邪からの病み上がり、残業帰りにフラつく足でウォーキングしていましたが……風邪をひいているあいだずっと食欲がなかったのに、急に腹が減ってきました。この状態で、目に飛び込んできたのは、「ふくちゃん」の「ちゃんぽん」期間限定91円引き(799円)。ふくちゃん@築地・20150329・ポップ

 でも「ふくちゃん」かぁ……築地に大昔からある名物店、90年代前半(だったかな?)に2, 3回入りましたが、あの「ドヨンッ」とした豚骨スープが苦手で、それきり足が遠のいていました。しかし、最近「美味くなった」とのネット情報も耳に入っており、超久々(20数年ぶり?)に入ってみることに。
ふくちゃん@築地・20150329・店舗ふくちゃん@築地・20150329・ちゃんぽん
ふくちゃん@築地・20150329・スープ
 では、スープを一口……ファースト・コンタクトは悪くなく、シッカリ炒めた野菜の焦げ目が、香ばしさと旨味をスープに伝えて、チャンポン・スープだと思えば、それなりにイケる。しかし、後半……「ふくちゃん」の持ち味は、完全乳化させたミルキーな豚骨に、カエシでメリハリを敢えて加えず、ミルキーなまま朴訥に訴えかけるスタイルで、私はかなり苦手な部類。あの「ドヨンッ」としたミルキー・スープは、20年以上たった今でも健在ですな。
ふくちゃん@築地・20150329・麺
 麺は、かなり太めの中太ストレートで、いわゆる「チャンポン麺」的な形状。ソフトな口あたりとサクッとした歯切れも「チャンポン麺」的ではありますが……多少ゆですぎで、クタッてます。それに、噛み切る瞬間の「プッチン」感も、ちょっと「チャンポン麺」的ではありませんな。
ふくちゃん@築地・20150329・具材 具材は、量は驚くほどタップリですが、食材はソコソコのバリエーション。特に魚介は大ぶりなさつま揚げや刻んだ蒲鉾など練り物ばかりで、イカ・タコ・アサリなどは入っていません。しかし、とりあえず腹は太りますな。ふくちゃん@築地・20150329・高菜

 最後に、卓上の「明太高菜」と「激辛明太子」を投入。「明太高菜」は「明太」感はイマイチながら、高菜としては旨味が豊かで、塩味でそれなりのメリハリもついて、なかなかグッド。「激辛明太子」は……ミルキー・スープとの距離感がありすぎて、完全に上滑り。

ふくちゃん@築地・20150329・卓上 個人的には、「『ふくちゃん』健在」が確認できて、ちょっと複雑な想いの一杯。昔からある店ですので常連も多く、ツマミ類も豊富なのでこの日もグループ客が何組か盛り上がっておられました。長年にわたり、築地の深夜を彩った名物店も、営業時間がやや短くなったようで、しかも新興の「鶏白湯」「家系」「大勝軒」に囲まれて、これからがいよいよ正念場ですな……でも、「ふくちゃん」のない夜の築地はあまりに寂しいので、それなりに頑張っていただきたい。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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