2015/09/29
らあめん 渋谷三丁目@渋谷 「のり玉らあめん」

朝から大雨だった一日、そのままスゴスゴ家路につく予定でしたが、渋谷駅改札近くまできて明治通りを眺めると、小止みになった模様。この隙に、「名店参拝」しておきますか……「らあめん渋谷三丁目」(通称「渋三」)へ。場所は、明治通りを恵比寿方向へ進み、ご覧の歩道橋を横目に見ながら、さらに100mほど。

2004年オープンで、経堂「らあめん英」の系列店とか。メニューは「らあめん」と「たんめん」の2系列、「らあめん」はスープを3種類(白・赤・黒)から選べ、麺・スープの好みも指定できます。取りあえず、「のり玉らあめん」(830円)を「かため・ふつう」で。
では、スープを一口……噂は本物、コイツは美味い。豚骨を24時間炊き出したというこのスープ、そのせいか臭みはほとんどなく完全乳化、さらにゼラチン質が大量に溶け出しコラーゲンたっぷりで、サラッとした口あたりから舌の上でトロッとした粘性を発揮する、絶妙の「豚骨」感が楽しめます。もちろん旨味も溢れんばかりで、ソイツを切れ味鋭いカエシを使って、キュッと引き締めています。
麺は、自家製の極細ストレート。かなり長めに切り分けた麺で、すすり込むというよりは、持ち上げて噛り付く感じ。キッチリかためのゆで上がりで、平笊による万全の湯切によって粉っぽさも一切なし、噛り付いてはポリポリ噛んで、ホクホクとした甘さを楽しみます。

具材は、チャーシュー、メンマ、海苔に味玉、そして薬味のネギ。チャーシューは一見モモ肉のようにも見えますが、非常に柔らかく仕上がっていて食べやすい。味付けも、キレ味鋭い豚骨で丁度引き立つようにセッティング、麺に絡めてもこれまた美味い。

それに、味玉もご覧の仕上がり。豚骨店の味玉は固ゆでが多く、味付けも大ざっぱという印象ですが、まさに対極的なほど丁寧な仕上げで味も繊細。

終盤は、辛子高菜とニンニクで味変に挑戦。辛子高菜は見るからに辛味重視の一品で、たったこれだけでスープは一気にヒートアップ。一方、スープの「密度」が高いので、少々のニンニクでは大きな変化はありません。

店舗情報は、こちら。
【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking