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らーめんと甘味処 九月堂@渋谷 「つけ麺」

九月堂@渋谷・20151129・交差点
 渋谷でのお仕事も、だんだん残業が増えてきて、夕食を遅らせる程度では対応不能に。仕方なく、「孤独のディナー」求めて渋谷をウロつくわけですが……先日食べた「九月堂」のつけ麺(ブログ未掲載)が非常に印象的だったことを思い出し、区役所方面へ再び。
九月堂@渋谷・20151129・店舗
九月堂@渋谷・20151129・メニュー
 この店に夜立ち寄るのは初めてですが、先客ゼロの後客1名と空いており、ランチタイムの混雑がウソのよう(下掲写真参照)。先日は「らーめん」をご紹介しましたが、メニューのもう一つの柱がこの「つけ麺」(770円)で、アツ盛りでも提供可能。先日食べた印象ではつけ汁がチョイと勝ち気味でしたので、アツ盛りで麺をパワーアップしていただくことに。
九月堂@渋谷・20151129・つけ麺九月堂@渋谷・20151129・つけ汁
 では、つけ汁を一口……なんともコイツが「ダイナマイッ!」。「らーめん(あっさり)」は魚介でエッジを立てたソリッド系清湯でしたが、今度はオイリーな豚骨・鶏ガラがガツンと前面、丹波産「黒大豆味噌」でドッシリとしたコクが加えられ、さらに魚介でエッジを立てて煽りまくるという……ブンブン唸りが聞こえてきそうなほど、アグレッシブなスタイル。スープに浮く、かわいらしい星(花?)形のあられ達が、ちょっと「フェイント」に思えるほど。
九月堂@渋谷・20151129・麺
 麺は、三河屋製麺製の中太ストレート。そのパワーを最大限引き出すためか、「らーめん」よりは気持ち柔らかめにゆで上げてあり、しかもアツ盛りですので、表面モチモチ。湯切りもシッカリしてあり、これだと麺がくっ付き食べにくいかと思いきや、ギリギリの線で取り分けに支障が出ないあたりは、素性の良さと腕の良さ。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……甘みが最大限引き出された麺がずいぶんと頑張りますが、それでも「超アグレッシブ」つけ汁が勝ち気味かな。ま、つけ汁への浸し方を少し調整すればよいだけの話。
九月堂@渋谷・20151129・具材
 具材は、麺皿のサイコロ・チャーシューに、つけ汁にはメンマ・挽肉に、ネギ二種とあられも2種。印象的なのは実は挽肉で、つけ汁の底の方に沈んでいますが、コイツをレンゲで引き上げ、麺と絡めていただくと、肉汁が豆味噌とガッチリ噛み合い何とも美味い。九月堂@渋谷・20151129・スープ割

 割スープはポットで提供され、中身は鰹出汁に近い味。「超アグレッシブ」つけ汁に対しては、かなり加えないとバランスしませんが、それでも遂にバランスしてしまうところが、また驚き。「らーめん」と「つけ麺」でスープをどう作り分けているのか、興味津々ですな。

九月堂@渋谷・20151129・店内 近所の「ぬかじ」も、「らーめん」と「つけ麺」で「ジキル&ハイド」的な対比を楽しませてくれますが、それに負けずとも劣らぬ「パラレルワールド」。アチラが「らーめん」→「つけ麺」を「動物系to魚介&醤油」で演出するなら、こちらは「魚介系&醤油to動物系&味噌」で凌駕する、そんなアプローチですな……これが「渋谷スタイル」なのかしら。コイツはちょっとリピートしたいなぁ……ただ、オイルのせいで結構汁ハネしますので、紙エプロンなぞ用意して下さると、次回からは助かります。

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麺や 維新@目黒 「味玉醤油らぁ麺」

維新@目黒・20151126・タワマン
 ハロウィン直前の金曜日、目黒へ寄り道すべくJR渋谷駅のホームに立っておりますと……山手線車両から吐き出される仮装行列。外人さんが身にまとった木製のコスチュームが肩に当たって、イタいのなんの……ま、そんなこんなで目黒到着。あの駅前タワマン(写真中央)に住む「リッチ・ピープル」の方々も、今宵はハロウィンなのかしら。
維新@目黒・20151126・店舗
維新@目黒・20151126・券売機
 あの「神奈川淡麗系」を代表するといわれる「維新」が、13年10月に目黒へ進出。場所は「朧月」の近くで、先日この界隈を訪れた際も、どちらに行くか迷いました(連食禁止が自己ルール)。メニューは「醤油」「柚子塩」「煮干」の「らぁ麺」と、「細」「柚子辛塩」のつけ麺。まずは筆頭系統から、「味玉醤油らぁ麺」(800円)をポチッとな。
維新@目黒・20151126・醤油維新@目黒・20151126・スープ
 では、スープを一口……良い意味で、「淡麗」とはちょっと違う印象。まず前面に押し出してくるのは、分厚いボディ感の鶏の風味・旨味、これをグッと持ち上げているのは魚介の旨味で、3種の旨味成分をシナジーさせたような力強さ、そして素材の風味を突出させない円熟した味わい。醤油は繊細にして鮮烈、しかし後半温度が下がると、魚介の旨味の影響か、ややエッジが立ち過ぎる傾向にありますな。
維新@目黒・20151126・麺
 麺は自家製で、細麺平打ちのストレート。国産小麦のような繊細な甘味、しなやかで口腔をそよぐような食べ応え……さすが、あの「佐野ジャパン」の一画を成した方の作品ですな。麺の細さ・形状・ゆで加減から、スープ持ち上げまで文句なし、鮮烈な旨味とコクが、麺の甘味をグイグイ引き絞ります。
維新@目黒・20151126・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして追加の味玉。チャーシューは、低音調理風の肩ロース、どこか不思議な風味が感じられますが……おそらく経時変化的な風味の劣化かも。穂先メンマもやや不思議な味わいで、コチラもあるいは……。維新@目黒・20151126・味玉

 一方、味玉はごらんの仕上がり。黄身の風味・甘みを活かした見事な味付け、白身の味付けとのグラデーションも文句なく、絶品といってよい完成度。分厚い鶏風味のスープとも、実によく合います。

維新@目黒・20151126・営業時間 実は、配膳されたとき、若干「?」との思いがありました。それは、麺の揃えにやや乱れが見えたこと(写真は上掲)……麺に命を懸ける「佐野ジャパン」の方の作品ですから、細麺がビシッと揃えられた景色を期待していましたが……しかし、スープ・麺は、さすがと唸らせる完成度。あとは具材の風味の「説得力」がもう少し増せば、往年の輝きが復活するのかも知れません。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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