2015/11/10
北海道恵比寿 南青山店@青山一丁目 「北海道味噌」

アレコレ仕事をヤッつけて、時計を見れば21時少し前……銀座方面に引き揚げようと地下鉄に乗りましたが、あまりの空腹に途中下車。10月に屋号変更した「北海道恵比寿 南青山店」へ向かいます。

前の屋号は「加藤商店」で立川「北海道恵比寿」の姉妹店、昨年7月オープン以来「博多豚骨」をウリにしていましたが、このたび屋号を本店と合わせ、主力も同じ「北海道味噌」に。その他のメニューは「辛味噌」「塩レモンパクチー麺」、「まぜそば」なんかもあるようですな。取りあえず、筆頭メニューの「北海道味噌」(720円)で。
表面をラード層が覆い、ほとんど湯気が立たない丼姿。では、スープを一口……うへっ、予想通りアッチッチ。非常にオイリーなこのスープ、味噌ダレは赤味噌主体のブレンドのようで、信州味噌のような線の細い味噌を使って、赤味噌のクドさを緩和してあり、そのくせパッと派手な味わいも感じさせる、なかなかの一品。ベーススープは豚骨・鶏ガラ、それに魚介や野菜類も合わせてあり、全体として旨味を最大限にシナジーさせる方向性。結果として、分厚いオイル層をブチ破って、クッキリとした味が飛び出てきます。
麺は中西食品製で、かなり太めの中太ストレート。多加水でツルンとした麺肌ですが、スープ側にかなり粘度があるため、スープ持ち上げは問題なし。やや固めにゆで上げてあり、ややハードなコシとモチモチ感、スッキリとした甘みが持ち味ですが、クッキリ・ハッキリした味わいのスープと上手くかみ合い、なかなか絶妙のコンビネーション。ただし、ツルツルの麺肌をスープのオイルがコートして、加えてタダでさえ滑りやすいエコ箸ですから……スリップ事故による汁ハネに注意。
具材は、チャーシュー2種にメンマ、そしてゆでモヤシに薬味のネギ。バラ肉チャーシューは、ご覧のフルサイズとサイコロタイプの2種で構成。味は両方同じで、濃く味付けた上に表面部分はさらに濃く、クッキリ味のスープに負けぬクッキリタイプ。しかも、脂身フルフルで肉汁タップリ、コイツはナカナカの一品です。

見た目は「純すみ系」チックですが、味噌ダレに独特のたおやかさをプラスし、さらにベースに独特の旨味をプラスした、能書き通り「札幌味噌ラーメンの進化系」を体現した一杯。この界隈は若い働き人が多いため、スッキリ系豚骨だった「加藤商店」の味よりも、こうしたギタギタ系のほうが断然ウケそうですな……それにしても、この「塩レモンパクチー麺」が異様に気になる。札幌系ベーススープとタイ系フレーバーが合体するとどうなるか……いずれ試しに伺います。
店舗情報は、こちら。
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