2015/12/24
自家製麺 MENSHO TOKYO@後楽園・春日 「ふわふわ羊担々麺」(限定)

年内の仕事も峠を越えて、ホッとしたというか茫然自失に近い心境の週末。掃除や片付けなど、やるべきことが山積してますが……まずは空腹を満たすべく、後楽園の「MENSHO TOKYO」へ。この店に昼間訪れるのは初めてですな。

狙い目は、この「ふわふわ羊担々麺」(890円)。この店のベーススープは、オープン以来ラム&豚骨でしたが、とうとうラムのゲンコツのみで「羊白湯」を実現したとか。注文すると、そのスープと胡麻(芝麻醤?)をミキサーでウィンウィンと撹拌し始めます……コイツは楽しみ。
では、スープを一口……おぉ、未体験ゾーンの深いコク。空気を含んでフワッとした口あたりのこのスープ、羊白湯は豚骨以上にコクがハードで、それをキメの細かいクリーミーな芝麻醤と一体化させて、ソフトランディングさせています。コイツにキレ味鋭い辣油がマダラに絡み、さらに濃く味付けられた「ラムそぼろ」から黒いタレがにじみ出して……ややコクが深すぎるような気もしますが、辣油・芝麻醤と見事にバランス。
麺は自家製の中太ストレート。この店はデュラム粉を使用する細麺と、タピオカを使う中太麺を使い分けていましたが、食感としては明らかに後者で、ムチムチ・ガッチリとした食べ応え。非常に力強い麺のコシが、非常に深いスープのコクと絡みあい、ゴマの甘味と小麦の甘味がシナジーし合って……いやぁ、コイツは美味い。
具材は、ラムそぼろに干しエビ、搾菜、香菜に薬味のネギなど。ラムそぼろは非常に濃い味付けで量もタップリ、後半にかけグイグイとスープに馴染んできます。干しエビ・搾菜などが加える食感の変化、香菜が加えるアクセントも、まるで高級中華料理店のような贅沢感。

この店の主力メニューであるラム豚骨系の「らーめん」、それに「ラム煮干し中華そば」をもはるかに凌駕する、濃厚なラム風味の「羊白湯」。その強烈なコクを、芝麻醤と「空気」でフンワリとソフトに伝えようという意欲作。「ラムそぼろ」が加える味がやや強すぎて、終盤多少ウルサく感じる点は改良の余地ありですが……このメニューこそ、この店の看板にすべきじゃないかと思えるほど、「ラム」を堪能した一杯でした。
店舗情報は、こちら。
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