2016/12/25
横浜家系ラーメン 町田商店@渋谷 「らーめん(並)」

先日、仕事を手伝っていただいているパートナー社の社長さんが、「いつも渋谷の『町田商店』で食べるんだ、ぜひ感想を聞かせてくれ」と、のたまいまして……あの系統はいくつか食べているので、新鮮味がなくあまり気乗りがしませんが、いつまでも返事しないのもアレだと思い、現地へ。

オープンは意外に最近で2014年3月、家系では「吉村家」系とは別の「壱六家」系のながれをくむ店、「代々木商店」などと同じ系統。メニューは「醤油」と「塩」の2系統、とりあえず「らーめん(並)」(700円)と、「ほうれん草増し(たくさん)」(100円)をポチッとな。最近、ホウレン草増しで150円とる店が多いので、ちょっとリスペクトしてしまいますな。
なんじゃこれは……「汁なし」か「あぶら麺」のような丼景色。しばし絶句して手が動きませんでしたが、麺の下からスープを「発掘」するようレンゲにのせて、まずは一口……うへぇ~、塩っぺぇ~~。野太いほどの豚骨のコク、かつて「代々木商店」で食べた時とはかなり印象が違いますが、コイツは豚骨が煮詰まった結果ですな。ランチタイム営業の状況からくるのか、「つぎ足し」が追い付かず、スープ不足になったのかも……少なめにセーブしたスープに、規定量のカエシを入れたため、超激塩っぱくなったような、そんな印象。
麺は、かなり太めのヤヤ平打ち、短めに切った伝統的な家系麺。まるで「スープパスタ」のような、スープの量・味の濃さとバランスさせるという試練にもよく耐え、でき得る限りの甘みで応えます(それでも、かなり負け気味)。素性はよい麺と思われ、ゆで加減も「普通」指定に対して「ドンピシャ」の仕上がり。
具材は、チャーシュー、ウズラに海苔3枚、そして「増し」を入れたホウレン草。ホウレン草は、搾り方はややカタメですが、よく茹でられており雑味もなし。その他の具材も標準的なクォリティです。

おそらく、ランチのピーク時間帯にスープ不足に陥り、継ぎ足しが完了するまでなんとか持ちこたえようとした「苦肉の一杯」。しかし、たとえ11時~翌3時の通し営業で年中無休がウリだとしても、こういう「苦肉の一杯」は出すべきではないと思われ……本店に確認した上で、「2時間だけ臨休」とか入れたらいかがでしょうか。さて、社長さんには何と言おうか……
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