2017/01/29
つけめん TETSU@豊洲 「ニラ味噌中華そば」

猛烈に冷え込んで、雨が雪に変わりそうな金曜日。豊洲にデバってお仕事中、ちょいとランチに「ららぽーと」へ。狙いは「TETSU」の冬季限定。

すでに12月1日から始まっている冬季限定の「ニラ味噌中華そば」(850円)、豊洲の仕事が入るといつも夜に狙っていましたが……結構人気があるようで、いつも売り切れ。午後の仕事を考えると、ランチで「ニラ」は避けたいところですが、1月末にはメニューが終了してしまうので、やむを得ずランチでいただくことに。
ちょっと、「台湾ラーメン」的な丼景色。まずは、スープを一口……うん、コイツはむしろ「ランチ向け」のバランスですな。ベースはゲンコツ・豚頭を使ったという豚骨ですが、旨味・コク重視で濃さはなく、味噌ダレも、白味噌の甘みを中心に、軽快さを加えるようなブレンド法。具材の味が濃いめなので、それらと一体化させた上で全体のバランスをとろうという設計思想です。
早速、スープに肉味噌を混ぜ込みますと……生姜と唐辛子、それにホノかなニンニク風味がしみわたり、アグレッシブ感がグッとアップ。といっても、いわゆる「台湾ラーメン」のような「暴力的なパンチ力」はなく、ランチで楽しめる程度の「プチ暴力」に抑えてあるところがミソですな。
麺はかなり太め中太麺で、おそらく「つけめん」と同じもの。加水率高めでスッキリとした甘み、パツンと張った麺肌と、プリプリっと元気に跳ねる歯応えで、長さも短く食べやすい。コイツにニラを絡めて、ズバァ~~ッとイキますと……ニラがまとったゴマ油と、生ニラ独特の強烈な風味が、「プチ暴力」的なスープの中でパッと花開いて……ここに至って、あらかじめ設計されていた「バランス」がすべて完結。なかなか大満足のランチです。

いわゆる「台湾ラーメン」は名古屋発祥ですが、そのせいか味が過激で「ド派手」に過ぎるところがタマにキズ。その「台湾ラーメン」から過激な味のトガりと濃さを取り除き、味噌でフンワリとしたコクをキープしながら、豚骨・スパイス・ニラ・麺の個性を、それぞれビビッドに引き立たせようという設計思想。「スマート系台湾味噌」とでも呼びたいような、面白いソリューションです。ちょっとご紹介が遅れましたが、機会がありましたらランチに是非(ただし食後のニンニク・ニラ臭に注意)。
店舗情報は、こちら。
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