2017/06/29
青山焼鳥倶楽部@表参道 「得製濃厚地鶏魚介つけ麺」

表参道の焼鳥店が、かなり濃厚なつけ麺を出すという話は以前から聞いておりましたが、ランチ営業だし渋谷の仕事場からはかなり歩くし……この日は、朝から曇り空で比較的涼しく、チョイと時間もありましたので、チャレンジ。

場所は、南青山五丁目交差点の近くで青学のほぼ隣、ビルの地下にある小さな飲食店街にあります。訪店の際は、ご覧のような店舗案内でご確認を。

看板もない隠れ家的な店構え、入口も高さ1.5mほどしかなく、屈んで入る(茶室でいう)「躙口(にじりぐち)」的な構造。店舗内は結構広く、20人ほど座れるコの字型カウンター、メニューは「濃厚地鶏魚介つけ麺」と「地鶏ガラ醤油らーめん」の2系統。この日は夜かなり遅くまで食事がとれない予定でしたので、具材増しにすることにして「得製濃厚地鶏魚介つけ麺」(1,050円)を並盛(200g)でお願いしました。

(照明が暗く写真が手ブレしてますがご容赦)別皿の具材の他に、つけ汁にも具材が見える豪華な景色。まずは、つけ汁を一口……うはぁ、コイツは「超」濃厚。トロミを通り越し、もはやドロドロのスープ粘度、ガラというより、丸鶏をそのまま煮込んだような肉感溢れる濃厚さ、脂分もタプタプでかなりコッテリ。魚介はサバ節主体ですが、つけ汁に浮かんだ煮干粉が徐々に溶けて、ハードなコクを加えます。濃厚鶏魚介のつけ麺といえば、代表格は「づゅる麺」ですが、アレよりもはるかにハード。

麺は、平打ちの太ストレート。ちょっと驚いたのは麺量で、これだと240~50g以上はありますな……「200g」とはゆで前のことかも知れません。ガッシリとした歯応えで、加水率もさほど高くないのか、重さのある甘みが結構強い。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……超濃厚で超ハードなつけ汁と、超ストロングスタイルの麺がガップリ四つ。ドスドスと腹に響くような食べ応えで、中高年のオジサンは半分くらい食べたところでノックアウト気味。

さらに具材も超ハード。別皿にチャーシュー2枚とメンマに味玉、それに海苔と水菜がつきますが、なんとつけ汁にもチャーシュー・メンマ・海苔が同数入っている上に、こちらのチャーシューは超厚切りのバラ肉、いやぁ……個人的には、つけ麺としては空前の具材量。もちろん量だけでなくクォリティもなかなかで、別皿のチャーシューは丁寧に炙られ香ばしく味が引き立つ一方、つけ汁内のチャーシューは脂身タプタプの上、ホロリとした肉質に超ハードなつけ汁をドップリ絡んで、どちらもヘヴィ級の食べ応え……

スープ割はポットで提供、最後は魚介出汁でシメるのかと思いきや、割りスープは鶏ガラのようで、サッパリとはしますが、最後までこれでもかと動物系のコクで攻めてきます……これで1,050円は、食いしん坊にはお得ですな。

表参道の地下に昼のみ潜む、空前の濃さの鶏魚介。場所的に青学のすぐ近くで、実際お客さんの3分の1程度は学生さんのようでしたから、その胃袋にはちょうど良いのかも。ちなみに、女性客も多くてほぼ半数、みなさん平然とつけ麺を食べておられますが……オジサンはもうお腹パンパンで顔テカテカ、どうやって渋谷まで歩いて帰るか思案するレベル。若者はともかく、女性にも圧倒されるとは……ラーメン食べ歩くほどもう若くないと、つくづく思い知らされた一杯でした。
店舗情報は、こちら。
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