2017/11/09
極上担々麺 香家 渋谷ヒカリエShinQs店@渋谷 「日式・汁なし担々麺」

渋谷駅周辺でもアチコチで大規模工事、ヒカリエ横の路地から見上げても、空が本当に小さくなりましたな。そのヒカリエShinQsの1階に、「香家」が出店したとか。1階といっても出入口は路地に面しております。
10月オープンのこのお店、都心を中心に店舗を展開する「香家」の8店舗目になります。三田店にお邪魔したのは7年前、早速店内に案内されますと……BGMはあの名盤中の名盤「エラ&ルイ」で、7年前の三田店と同じ。有線でたまたま流れていただけで偶然かと思いましたが、「Cheek to Cheek」「The Nearness of You」「April in Paris」と続けてかかり、レコード通りに流しているのも、7年前と同じですな……なにか、思い入れがあるのかしら。

主力メニューは、「担々麺」(汁あり)と「汁なし担々麺」の2系統、使用する花椒や辛さによって、「担々麺」には「姫・鬼・青鬼」、「汁なし」には「麻辣・日式」のバリエーションがあります。BGMも同じだし、注文も7年前と同じ「日式・汁なし担々麺」(930円)にすることに。
鬼の頭のように、モジャモジャの肉味噌から、「角(つの)」のような鷹の爪がニョッキリ生えているという、7年前と同じユニークな景色。コイツを混ぜ混ぜいたしますと、ご覧のようなお姿に。
まずは、ジュルリとひと口・・・・・・最初は実にマイルドで上品な味わい。こだわりの白胡麻を使った芝麻醤は、実にフックラとした優しい味わい、これに醤油ダレのライトなコク・キレがソッと寄り添って、序盤は万人受けするスタイルです。そして徐々に、タレの一味、肉味噌のピリ辛風味が主張し始めますが、花椒によるシビれはほとんどなし。このあたりまでは、7年前と同じですが・・・・・・昔と多少違うのは肉味噌の風味で、以前と違って肉の旨みと辛みが完全に馴染み合い、どこか平坦な味になってしまってやや食べ飽きを感じさせます。
それに、以前との違いはこの麺で、細めだったのがやや太めの中太になり、カタめのゆで加減だったものが、プックラとした口あたりを強調した、多少柔らかめのゆで加減に変更されています。甘みもなかなか力強く、これにシッカリとしたコクの肉味噌と、キレ味鋭いタレが絡んで、これはこれで悪くないのですが……食べ飽き防止に、花椒などが卓上にあれば、もっと楽しむことができたでしょう。

公式HPを見てみますと、2008~09年に三田店・池袋店がメディアに紹介されてブレイクし、その後順次に店舗拡大しながらも、2016年あたりから店舗拡大を加速させている模様。そういえば、最近「担々麺専門」の新店が、やたら多い気がするのですが……なにかブームが来ているのかな? ブームに乗りつつ、味をさらに改良してほしいとは思いつつ、BGMの「エラ&ルイ」にはこだわり続けてほしいと思う、オジさんなのでした。
店舗情報は、こちら。
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