2018/03/01
油そば 炙ら家@仲御徒町 「油そば」

八重洲方面での会議を終えて、チャンスがあれば寄ってみようと思っていた仲御徒町「炙ら家」へ。だって土日祝日は定休だし、平日も21時までだし、移動がてらの寄り道くらいしか訪店のチャンスはありません。

メニューは基本的に「油そば」と「肉そば」で、後者は豚の生姜焼きがのってワンコインと超リーズナブル。これにしようかとも思いましたが、やっぱ最初は基本の「油そば」(680円)からイクことに。

それと、追いスープに関する店内掲示が面白そうで、ついでに「スープ」(100円)もポチッとな。フライパンで炒められ、ジュウジュウと音を立てる香味油を回しかけ、具材をのせて丼完成。
まずはさっくり混ぜ込みましたが、「いやぁこれは火傷する、絶対火傷するぞ」……と警戒しながら、ひと口目から唇の裏を火傷したボケは私です。被害拡大を警戒しながら、ジュルリとひと口……おぉ、なんとも芳しい香り。加熱されMAXまで香り高く仕上がった、ゴマ油ベースの香味ダレ、薄口醤油的な風味が軽く効いて、麺の甘みを引き立てます。
麺はやや太めの中太で、結構カタめのゆで上がり。その歯応えを楽しむうち、甘味がドンドン舌に広がり、海苔の旨味と醤油のキレ、そして辣油の辛味で、グイグイ味が引き締まってきます。
具材は、チャーシュー、メンマ、刻み海苔に水菜、そして薬味のネギがタップリ。バラ肉チャーシューは、濃く味付けたものをシッカリ炙って、焦げ目で香ばしさをプラスしたもの。麺の味わいとタレの香りで引っ張っていくタイプの一杯ですので、こういうガチンコなチャーシューは、アクセントとしてドンピシャリ。味変の必要性はあまり感じませんでしたが、卓上の魚粉を加えると、旨味がグッとまして面白い。
さて注目の割りスープですが、これが結構な量。濃口的な醤油で仕上げた鶏ガラのような味で、コイツを少し麺を残した丼に注ぎ込みますと、ご覧のように醤油ラーメンの出来上がり。そのままひと口いただきますと……昭和の頃の街中華に、こういうゴマ油で引っ張るタイプの醤油ラーメンがありましたな。なんだか懐かしい。さらに魚粉を加えれば、ちょっと現代的な味に変化する面白さ。

麺量160gだそうですが、麺量以上にいろいろ楽しめ、食べ応えのある一品。ただ、客入りがイマイチそうなのが気になりますな……この日も私の貸し切り状態。お店は春日通りに面しており、人通りも結構あるのですが、ちょっと年齢層が高そうで、そのあたりが原因なのかも。思い切って、この「割りスープラーメン」をレギュラー・メニューにしてはどうでしょう……表を肩組んで歩く団塊世代も、ついフラフラと引き寄せられるかも。
店舗情報は、こちら。
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