2018/03/13
まぜそば ぶんか@溜池山王 「ぶんか」

最近、会社と仕事場の往復が多く、ちょっと憂鬱。しかしまぁ、そんな気分を紛らわすため、移動経路の途中にできた新店に、少し前から目を付けておりました。場所は赤坂インターシティAIRのふもとのあたり。

1月オープンのこのお店、お店は1階に花屋さんが入る小さなビルの2階になります。メニューは「ぶんか」「タンタンまぜそば」「ベジまぜそば」の3種類、その他限定も始めた模様。まずは筆頭の「ぶんか」(980円)をオーダー、店内は明るく開放的な雰囲気で、それゆえお客さんも半数以上は女性客。
超巨大な丼に入れられ「ぶんか」登場。まぁこれなら、混ぜ時にも安定するし、カウンターへの汁ハネ等も少ないかも。チョイと麺を端に寄せ、タレをのぞき込んでみますと、油で少し粘性がありますが、意外にサラリとした醤油ダレ。
とりあえずサックリと混ぜ込んで、まずはジュルリとひと口……おぉ、「まぜそば」と「油そば」のハイブリッド。タレは、シックな風味の醤油に、魚介の旨味がタップリ充満、無化調ならではのスマートで伸びやかな味わい。このタレに植物性の油が加えられているようで、脂っぽさを抑えながら麺との絡みを確保しています。
麺は浅草開化楼製で、かなり太めの中太縮れ。非常にシッカリとした甘みをもつ麺ですが、それを少しカタめにゆであげて、咀嚼させることで甘みをブースト。そこへナチュラルな力強さが魅力のタレが絡んで……いやぁ、絶妙のバランスに加え、実にヘルシー、コイツは美味い。
具材は、チャーシュー、味玉半個、水菜・もやし・小松菜など野菜がタップリ、そして薬味のネギも結構タップリ。やはり、特筆すべきは野菜の美味さで、契約農家から仕入れているそう。特に水菜は「え?」と思うほどフレッシュでビビッド、その他の野菜も味の力強さが印象的。
チャーシューも、ほぐれやすくて麺に絡みやすいし、味玉も黄身を少し醤油濃く味付けて、醤油ダレの力強さときっちりシナジー。後半、卓上の辣油を試してみましたが、旨味がグンと増す上に、優しく辛みが加わる感じで、ヘルシーなイメージのまま味変されます。
さて、麺を食べ終わるころに、メニューに注意書きされた「本日のごはんとしょうがスープ」をコール。「本日のご飯」は白米に少量のシラスを混ぜ込んだもの、「しょうがスープ」は煮干し主体の魚介スープで、これらを丼に残した少量の具材と薬味に加えますと……残ったタレの魚介醤油と、魚介スープがソフトに共鳴、そこに白米のシンプルな甘さが加わって……いやぁ、最後まで優しく美味しい。緻密に計算し尽された演出です。

店内に女性客が多いのもさもありなん。ナチュラル & ヘルシー & スマート &……女性のハートを震わせるキーワードがいくつも盛り込まれ、キッチリとハーモナイズしております。そうすると「辛いのが苦手な方はご遠慮ください」とされている「担々まぜそば」が俄然気になる。こちらはどういうコンセプトなのかしら……再訪して確認せねばなりません。
店舗情報は、こちら。
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