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東京の中華そば ちよがみ@東京 「塩 中華そば」

ちよがみ@東京・20180428・八重洲
 なんとも忙しい一日、昼飯抜きで三茶で仕事、とって返して八重洲で会議……ほっとひと息つくと、結構腹が減ってきました。そこで、会議後に八重洲のラーメン・ストリートをフラフラ、ふと「ちよがみ」の路看(写真は下掲)に目がとまりました。なにやら「メシコレ」で「塩が究極的に美味しい店おすすめ8軒」に選ばれたとか……まぁ、「メシコレ」がラヲタ的でないあたりは1万歩譲って、とりあえず食べてみますか。
ちよがみ@東京・20180428・店舗
ちよがみ@東京・20180428・券売機
 あの「斑鳩」のセカンドブランドとなるこのお店、メニューは以前から結構強化されており、醤油系に「鶏だし 醤油」「濃い煮干し」といったバリエーションが追加(「すたみな」は消滅?)、限定で「味噌」も出していました。もちろん今日は、「塩 中華そば」(780円)と、空腹なので「煮玉子」(100円)も追加。店内は外国人観光客だらけで、中国語と英語が入り交じり、香港の空港でトランジットでもしている気分。
ちよがみ@東京・20180428・塩ちよがみ@東京・20180428・スープ
 シンプルないでたちが、「味で勝負」的な気合を感じさせる丼姿。まずは、スープをひと口……ほお、潔い味のキレが印象的。煮干しと鰹節、それにどこかふくよかさを感じさせる味わい(貝類?)が加わって、複合的な旨味をフワッと舌に広げますが、それが余韻を残さずスッと喉奥に消えていくような、なんとも潔い飲み心地。塩味で加える「キレ」ではなく、潔くパッと散っていくような味の「キレ」、まるでソメイヨシノのような潔さ。
ちよがみ@東京・20180428・麺
 麺は、やや細めの中太で、微妙なウェーブがかかっているモノ。そのせいで、すすり心地とノド越しに適度に抵抗感が加わる上に、コシも十分残してあって、なかなかの食べ応え。注目はそのピュアな甘みで、外連味はおろか小細工感すらない、内麦の「純真」な甘みをストレートに表現した味わい。コイツが桜のように潔いスープの中で、刹那暖かな笑みを浮かべて……日本人にとって、コイツはなかなかのカタルシス。
ちよがみ@東京・20180428・具材ちよがみ@東京・20180428・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、水菜に海苔、そして3色の色鮮やかな薬味たちと、追加の味玉。チャーシューはホロホロの肩ロース、標準的な味付けで、こういうチョイスでなくてもよいとは思いますが、スープ・麺が実に軽やかなハーモニーですので、この程度の「重さ」があってもよいかも。シャキッとしたメンマは薄味仕上げ、味玉も同様で、この辺りはこの塩には実によく合う。海苔もいいモノ使っています。

ちよがみ@東京・20180428・看板
 例えは変ですが、家庭用洗剤が宣伝でうたう「泡切れ」のような意味での味の「キレ」、ソメイヨシノのようにパッと咲いてサッと散る、まさに宵越しの金は持たない江戸っ子気質にピッタリで、これぞ店名がうたう「東京の中華そば」そのものですが……これが中国のお客様や欧米のお客様に伝わるかしら。東京はすでに外国人だらけですが、駒込や巣鴨など、まだ日本人の多い街で出してみると、面白い一杯かもしれません。

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博多タンメン酒場 イチカバチカ@恵比寿 「もつたんめん」

イチカ@恵比寿・20180425・交差点
 まだ4月なのに結構暑くなってきて、明日は夏日になると聞く金曜夜。残業でお腹ペコペコ、しかし結構遅い時間となりましたので、深夜まで営業しているという新店「イチカバチカ」へ。
イチカ@恵比寿・20180425・店舗イチカ@恵比寿・20180425・メニュー1イチカ@恵比寿・20180425・メニュー2
 恵比寿・吉祥寺に「博多うどん酒場 イチカバチカ」を展開してきた「力の源カンパニー」、「一風堂」の経営母体としても知られるこの会社が、4月に恵比寿へ追加出店した新ブランド。夜は完全に居酒屋の雰囲気で大盛況、入口で入店を躊躇していると店員さんが出てきて下さったので、「タンメンだけ食べたい」と伝えると、全然welcomeとの快い返事。メニューは「博多たんめん」とそのバリエーション、その中から「もつたんめん」(980円)をオーダー、麺を春雨にもできるとのことでしたが、ちゃんぽん麺でお願いしました。
イチカ@恵比寿・20180425・もつたんめんイチカ@恵比寿・20180425・スープ
 底浅・幅広の丼から飛び出す、バラエティー豊かな具材が印象的な丼姿。まずは、スープをひと口……多少「ちゃんぽん」ぽくもありますが、結構ユニークな味わい。スープは「博多うどん酒場 イチカバチカ」のうどん出汁と、「一風堂」の豚骨を合わせたもの。うどん出汁は煮干し系・節系・貝系に、スルメやアゴまで使ったものだそうで、なかなか深みのある旨味と風味。普通「ちゃんぽん」のスープは、魚介系といってもアサリや練り物などからニジみ出た軽い風味のみで、味わいとして明らかに違いますな。ただ、旨味が強い分塩味が強調されるのかキレが強く、結構派手な味にも感じますな……ま、本来は飲んだ後のシメなんでしょうから、これでもイイのかも。
イチカ@恵比寿・20180425・麺
 麺は、やや太めの中太ストレート。ソフトな食感とザラつきの強い麺肌、優しい甘みが印象的な、典型的な「ちゃんぽん麺」です。そのフンワリとした甘みが、スープのキレと旨味で引き締まり、キビキビとした味わいになるところが面白い。
イチカ@恵比寿・20180425・具材イチカ@恵比寿・20180425・ごぼうイチカ@恵比寿・20180425・味玉
 具材は実にバリエーション豊かで、すべてをチェックすることは難しいのですが、キャベツ・モヤシ・にんじん・ごぼう・ニラなど野菜類に、カマボコなど練り物系、さらにサクラエビや揚げた味玉などが添えられて、追加のモツがタップリと。野菜類はシッカリと炒めてあり、食べやすくシンナリさせながら焦げ目もつけて香ばしさアップ。ただし、ごぼうは煮しめたものが数本まとめて添えられて、「メンマ代替」といったニュアンスなのかな。モツはシッカリと柔らかく煮込んでありますが、(敢えて?)独特な風味はトバしてあり、東京のお客さん向けの処理なんでしょうが、この辺りは賛否あるかも。

イチカ@恵比寿・20180425・ダルマ
 東京のタンメンのようでタンメンでなく、九州のちゃんぽんのようでちゃんぽんではない。だから「博多タンメン」というブランディングなのかしら……この日店内はほぼ満員、しかし店員同士大きな声を掛け合って、流れるようなオペレーション、さらに接客も文句なしで、これは「博多うどん酒場 イチカバチカ」の経験が相当イキているんでしょうな……まるで3年以上は営業しているような手慣れた運営の、オープン3日目の新店でした。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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