fc2ブログ

麺処 禅@三軒茶屋 「禅そば」

禅@三軒茶屋・20180527・路地
 例によって、三軒茶屋での仕事で昼飯抜き。このあたりの有名な店のランチタイムは、だいたい11:30か12:00頃オープンし、14:30か15:00までには終わってしまうので、まったく使えず。あちこちの路地をのぞき込みながら「ランチ難民」と化して彷徨いますが……とりあえず、通し営業の新店へ。
禅@三軒茶屋・20180527・店舗
禅@三軒茶屋・20180527・券売機
 3月オープンのこのお店、なんとあの水道橋「蟻塚」の姉妹店とか。「蟻塚」はちょっと地味なお店ですが、そのセンスには非常に光るモノがあり、コイツは結構期待「大」。メニューは「鶏そば」「禅そば」の2系統と、「鶏つけそば」「濃厚味噌つけそば」。「鶏そば」はジックリ炊き込んだ鶏白湯で主力っぽい位置づけですが、「蟻塚」さん的な「さりげなさ」は短時間の炊き込みで仕上げる「禅そば」(800円)で光るとみて、そちらの方をポチッとな。
禅@三軒茶屋・20180527・禅そば禅@三軒茶屋・20180527・スープ
 おぉ、とても「あっさり」系には見えない丼景色。まずは、スープを一口……なるほど、「クリーミー&スムーズ」という、ちょっと他ではお目にかかれない独特なスタイル。「鶏肉・小骨・もみじ・野菜を圧力にかけ、短時間でギュッと旨味を閉じ込めた」というこのスープ、サラリとした飲み口ながら、口腔にフワッと広がる鶏の優しい風味、それがスッと喉奥にすべて消えて後味サッパリという、なんとも不思議な感覚。それに、野菜のさわやかな甘味が実に印象的ですが……具材には「鎌倉野菜」を使っているそうですが、スープにもいいモノ使っているのでしょう。
禅@三軒茶屋・20180527・麺
 麺は中太ストレート。麺肌に浮く斑点から、全粒粉使用と思われますが、事実甘味も相当強い。ゆで上がりも見事で、ビビッドな口あたりとモチモチとした食感、滑らかな麺肌が適度にスープをはじいて、ナチュラルな力強さのスープから、小麦の素直な甘みがスックと立ち上がってくるようなバランスで……「さりげない凄み」、このあたりが「蟻塚」DNAなのでしょう。
禅@三軒茶屋・20180527・たけのこ禅@三軒茶屋・20180527・鶏
 具材は、鶏チャーシューにタケノコ、大根、赤パプリカといった野菜類。炭火で炙ったという鶏肉は、「外はカリッと中はジューシー」、風味にクセもなく旨味も最大限に引き出されて、コイツは美味い。そして野菜類もこだわっているだけあって、どれもビビッドな味わいで、特にこのタケノコの純朴な甘さに惹かれますなぁ……卓上の岩海苔をタップリ加えれば、グンと旨味が増して、この一杯のクライマックス。

禅@三軒茶屋・20180527・能書き
 食べている途中から強烈に感じたのですが……この一杯には柚子胡椒が絶対に合う。いや、食べれば食べるほど、全てが「柚子胡椒待ち」の構成のような気がして、何度も卓上を見直しましたが……残念ながら七味(自家製黒七味とか)のみ。濃厚鶏白湯には黒七味が合うんでしょうが……後客の方の注文に耳を傾ければ、過半が「禅そば」のようですし、ここは専用のスパイスを用意してはいかがでしょう。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト



プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

カレンダー

04 | 2018/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR