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東京スタイルみそらーめん ど・みそ@豊洲 「特みそつけ麺」

どみそ@豊洲・20180929・ららぽ
 (まだ酷暑の頃の食べ歩き)気象庁も「災害」だというほどの炎熱なのに、都内の仕事場をあちこち移動した一日……もう、勘弁してください。豊洲でこの日最後の仕事を終え、さらに会社に戻らなくてはなりませんが……「僕は嫌だ」と電話を入れて、向こうでまくしたてる「不協和音」を即カット。携帯の電源を切り、涼しく広々とした「ららぽーと豊洲」で、少し休んで直帰することに。
どみそ@豊洲・20180929・店舗
どみそ@豊洲・20180929・券売機
 当然、体は「冷やし」を求めておりますが、「ららぽーと」でその系統は韓国系の冷麺しかありません。次善の策は「濃くて塩っぱいつけ麺系」になりますが……それで未食となると、「ど・みそ」の「特みそつけ麺」(1,000円)になりますな……とりあえずポチッと。店内に入ると、なんとワンオペ状態、いつもフロア係が「ららぽーと」のポイントをつけてくれるのですが、今日は省略(しばらくして、もう一人の店員が何処からか復活)。
どみそ@豊洲・20180929・特みそつけどみそ@豊洲・20180929・つけ汁
 見るからに、つけ汁の量が少なそうですが、とりあえずひと口……うん、期待通り「濃くて塩っぱい」。確かに麺量に対してスープ量は少なめですが、思いっきり味噌っこくて、それゆえ塩っぱい。赤味噌主体で野太いコク、あの「ど・みそ」スペシャルな味わいが、ギュギュッと濃縮されてガツンと舌に響き、味噌ダレに仕込んだニンニクも、いつもより迫力を感じられて、疲れた体にもってこい。背脂量が結構多めですが、敢えて温度低めにして粘度をアップ、コイツを「糊」にして、麺に味噌ダレをガッツリまとわりつかせようという作戦。
どみそ@豊洲・20180929・麺
 麺は、ゆで時間からしてレギュラーのモノと違い、太麺に近い中太弱縮れで、240g程度。加水率高めながら、ガッシリとした歯ごたえで甘みも十分。ツルリとした麺肌ですが、「糊」の効果でつけ汁がドップリ絡み付き、すべてくぐらせると圧倒的につけ汁の味が勝ち気味。麺を3分の2から2分の1くらいつけ汁に浸す感じで、フンワリとした小麦の甘さとガツンとした味噌濃さが交差するバランスとなりますので、このあたりがオススメ。こうすれば、途中でつけ汁がなくなることもありません。
どみそ@豊洲・20180929・具材どみそ@豊洲・20180929・味玉
 具材は、麺皿のチャーシュー、味玉と海苔、そしてつけ汁のネギ(色と風味から、アサツキかも知れません)。チャーシューは大判でやや厚切りのバラロールで、仕上がりは可もなく不可もなく。味玉は、黄身がゼリー状の濃い味付けのモノですが、「ど・みそ」はどのメニューも味が濃いので、バランス的には「?」な感じ。
どみそ@豊洲・20180929・スープ割り
 スープ割は、意外にも魚介出汁のような割スープと、アサツキ(?)が加えられたもの。「最後はサッパリ」という演出意図なんでしょうが、このつけ汁をイジっても、サッパリするわけないような……むしろ、動物系のスープで、グッとアグレッシブに仕上げてみるのも一考かと。

どみそ@豊洲・20180929・卓上
 正直言って、あまり期待していませんでしたが、終日汗だくで働いたカラダには、結構満足度が高かった一品。価格はいわゆる「豊洲プライス」ですが、味玉なしの「特みそこってり」が960円、味玉・チャーシュー抜きの「みそ」にチャーシューだけ足しても1000円は越えたりと、これで意外にお得なメニューだったり。辛味も抜いてありますので余計な発汗も誘わず、それで物足りない方には卓上に一味と山椒も用意。外出の多い、豊洲の働き人にオススメの一杯です。
 

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らぁ麺 鳳仙花@西武新宿 「らぁ麺」

鳳仙花@西武新宿・20180925・路地
 秋雨前線が居座って、いまにも雨が降り出しそうな金曜夜。夜に歌舞伎町を訪れるのは何年ぶりになるかわかりませんが、昔から変わらぬ「不夜城」感。お目当ては西武新宿駅すぐ近くの「鳳仙花」。
鳳仙花@西武新宿・20180925・店舗
鳳仙花@西武新宿・20180925・券売機
 7月オープンのこのお店、新宿三丁目の「鈴蘭」による、同「はやし田」に次ぐサードブランド。この夏「はやし田」は、限定の「のどぐろそば」が大人気でしたが(いつも行列のため未食)、こちら「鳳仙花」は金目鯛で勝負するとか。メニューは「らぁ麺」「つけ麺」とそのバリエーション、お店としては「金目鯛茶漬け」(200円)もプッシュ中。とりあえず、「らぁ麺」(800円)に「味玉」(100円)つけて、ポチッとな。
鳳仙花@西武新宿・20180925・らぁ麺鳳仙花@西武新宿・20180925・スープ
 金色のスープを背景に、赤・白・緑に紫と、なんとも華麗な色使い。まずは、スープをひと口……いやぁ、コイツは見事。金目鯛は脂がよくのった深海魚、なのでこまめにアクとりしながら弱火で気長に煮込まないと、魚臭くなったり風味がとんだりするものですが……まるで寿司屋のアラ汁のような、完璧な仕上がり。キンメ特有のまろみのある旨みが、風味豊かに口腔に広がり、やや強めの塩ダレにより、スッとキレよくノド奥に消えます。
鳳仙花@西武新宿・20180925・麺
 麺は、菅野製麺製の中細ストレート。麺肌に透ける粒々が示す通り全粒粉使用、柔らかな口あたりながらコシもある絶妙のゆで加減、甘味も驚くほど豊かです。それがスープの旨味とキレで際立ちながら、キンメの脂でそっと包まれ、スルリと喉奥に消えながら、鼻腔に残す麗しの香り……小麦の甘みに魚の脂をのせて美味く仕上げた成功作は、個人的には初体験に近いかも(失敗作なら何度か経験あり)。
鳳仙花@西武新宿・20180925・具材鳳仙花@西武新宿・20180925・味玉
 具材は、低温調理の豚肩ロースにメンマ、キンメのホグシ身と紫タマネギ、薬味のネギと追加の味玉。味玉含め、余計な味付けはせず、素材そのものの味わいを、スープとの対比で楽しませようという設計思想で、仕上がりもドンピシャリ。魚の脂に対して、タマネギのサッパリ感を添えようという意図も心憎い。まぁ強いて指摘するなら穂先メンマで、塩抜きの工程に問題があるのか、ごく微妙に風味の崩れがありますなぁ……ホントささいな、重箱のスミ。

鳳仙花@西武新宿・20180925・能書き
 ここ数年、鮮魚系は名店のオープンが相次ぎ行列店も多いため、行列嫌いな私の経験などごく限定的なものですが……現時点では、ひとつの「到達点」ともいえる、見事な食材選びと完璧な仕上がり。これまで鮮魚系ラーメンを食べてきたなかで、初めて一定レベル以上の日本料理店や寿司屋のクォリティと、見まがう感覚に陥りましたな……今後どこまでいくのやら、ワクワクさせてくれるような一杯でした。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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