2018/11/27
横浜らーめん 龍馬@四ツ谷 「らーめん+ほうれん草」

そろそろ冷え込み始めた秋の夜、四ツ谷の新店「龍馬」へ。オープンから2週間近く経っていましたので、もう行列も収まっているだろうとタカをくくっておりましたが、なんと店外6人待ち。やっぱJR駅前で外堀通り沿いというロケーションのなせるワザか……ふと、私の前で待つ男性に目をやると、なんとあの「官僚」さんで、軽くご挨拶。

11月オープンのこのお店、ご主人はあの「武蔵家」ご出身だとか。ド派手な外装ゆえ大型店舗のように見えますが、実は立ち食いで一本カウンターに7人も並べば満員に。ただ、立ち食いゆえ客の回転もよく、4~5人の待ちならほどなく入店可能です。家系のお店ですので、メニューは基本的に「らーめん」のみで、あとはそのバリエーション。とりあえず、「らーめん 並」(600円)と「ほうれん草」(100円)をポチッとな、好みは全部フツーでお願い。ちなみに、食券を買ってから行列に並ぶ方式。
「武蔵家」系特有の、チョコレート色のスープ表面。まずは、ひと口……うん、まさに「武蔵家」直系の、シッカリとした味わい。豪快に炊き出された濃厚な豚骨、特に髄が大量に煮出されて、独特のザラっとした舌触りとホノ甘さ。この豚骨の圧倒的な存在感のため、醤油カエシも決して上滑らず、むしろ豚骨の押し出しを追う格好、なので家系本来のキレがお好きな方には、「濃いめ」をおススメしますな(豚骨に隠れているだけで、デフォでも結構塩分高めですのでご注意を)。
麺は酒井製麺製で、やや太めの中太ですが、家系麺としては細めの部類。平笊による巧みな麺上げ、ゆで加減も文句なく、モッチリとした食感とビビッドなノド越しが、絶妙のバランスで両立されています。甘みもシッカリと力強く、濃厚なスープとガップリ四つ、麺肌によるスープ持ち上げ、ほうれん草との絡みも文句なし。
具材は、チャーシュー、海苔にほうれん草。肩ロース・チャーシューは、中までシッカリと味のしみた、家系特有のスタイル。増量のほうれん草は、しぼり方がカタ過ぎずユル過ぎず、ゆで湯の雑味も一切なくて、万全の仕上がり。海苔もいいモノ使っていまな……卓上のニンニク・豆板醤も試してみましたが、期待通りに大活躍。

四ツ谷交差点のすぐ近く、しんみち通り商店街の出口脇で、南北線の出口とJR駅に向かう横断歩道に挟まれて、なおかつ外堀通り沿いという……こんなスーパー・ロケーションで、こんな超本格的な一杯が、いまどき600円で提供されるとは……もはや超人気店になること間違いなし。少し待ってでも、早めに食べておいてよかったかなと胸をなでおろす、行列嫌いのオジさんなのでした。
店舗情報は、こちら。
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