fc2ブログ

博多 一風堂 豊洲店@豊洲 「冷やし担々麺」(夏季限定)

一風堂@豊洲・20190829・豊洲
 世はお盆休み、ですがこういう時期にしか出来ない仕事もあるもので、今日は豊洲に出張り仕事。なかなか夏風邪が直らないので、ランチはいっちょ「豚骨注入」でもと、仕事場近くの「一風堂」へ。
一風堂@豊洲・20190829・店舗
一風堂@豊洲・20190829・看板
 週末ランチでもいつも行列のお店ですが、さすがにお盆休みでスムーズに入店。その前に店前の看板に目をやると、平日15:00以降提供の夏限定「冷やし担々麺」(税抜890円)が「暑いのでランチも始めました」とのグッドニュース、もちろんコイツでお願いしました。
一風堂@豊洲・20190829・冷やし担々一風堂@豊洲・20190829・スープ
 ゴロゴロと麺にのるキュウリやトマトが、いかにも涼を誘う丼景色。まずは肉味噌を溶かさず、スープをひと口……お、意外と濃厚。口あたりはサラリとして、実に滑らかな舌触り、しかし、舌にグッと広がるコクが特徴。おそらく一風堂自慢の「絹ごし豚骨」に白胡麻による芝麻醤を加えたもので、肉味噌が加わることを前提に塩加減を抑えながら、重みのあるコクで押してきます。これに、肉味噌を混ぜ込むと、辛味を抑えた甜麺醤がさらにコクを分厚くし、さらに一味と辣油の辛味がキラキラとシャープに舌を駆け抜けます。
一風堂@豊洲・20190829・麺
 麺は、豚骨メニュー用とは異なり、中太のストレート。多少柔らかめに茹であげた上、冷水でシメて冷製スープに浸してあり、まさにベスト・コンディション。多加水麺特有のツルッとした口あたりと、モチモチとした歯ごたえ、食べ進むにつれコクが増してくるスープを、その淡白な甘味で上手く受け流してくれます。
一風堂@豊洲・20190829・具材一風堂@豊洲・20190829・高菜
 具材は、肉味噌に味玉半個、キュウリ・トマトに白髪ネギ、そして香りづけのパクチーが少し。肉味噌は、カボチャかサツマイモのようなものをゴロリと混ぜてあり、コイツが甜麺醤の甘さと見事にシナジー、全体を優しい味わいに包みます。ヒンヤリとした夏野菜もさることながら、冷製スープだからこそパクチーの風味に抑えが効いて、なんともいえぬ涼やかな香り……これなら、もう少し入れてもよかったり。終盤はお遊びで、卓上の辛子高菜を少量追加。旨味の要素が欠けがちな担々系の味わいが、いい塩梅にボリュームアップしてきます。

一風堂@豊洲・20190829・ポップ
 帰り道、すっかり冷えた胃の中から、五臓六腑に「紫電」のような辛味がピリピリと伝わって……汗ひとつかかない、実に爽快な食後感。冷たいモノ食べて、単に食道と胃を冷やして頭を痛くするより、こういう電気的な刺激で清涼感が全身に伝わってくるほうが、はるかに涼しさが長持ちしますなぁ……午後の仕事も、快適に乗り切れた一杯でした。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト



真鯛らーめん 麺魚 錦糸町パルコ店@錦糸町 「真鯛らーめん」

麺魚@錦糸町・20190824・錦糸町
 2016年オープン以来、錦糸町の大行列店となった「麺魚」。オープン直後にはすでに十数人の店外待ちが発生し、すぐに近くの公園沿いにドンドンと行列が伸びていきました……行列嫌いの私としては、そんな光景を指をくわえて見ているしかありませんでしたが、JR駅脇にできたフードコートに入ったとか。それなら何とかなるかと訪店。
麺魚@錦糸町・20190824・店舗
麺魚@錦糸町・20190824・フードコート
 今年3月、JR駅南口の楽天地ビルがパルコに改装されて再オープン、1階に「すみだFood Hall」というフードコートが設けられ、地元の有名店が集結。ラーメン店の行列というのは、客席数とその回転によって発生するものですから、ドカンと広いフードコートなら、行列ができても単なる注文待ち、何人待っていようとすぐにレジの前に到着。
麺魚@錦糸町・20190824・メニュー メニューは「真鯛らーめん」「濃厚真鯛らーめん」に、パルコ店限定の「縞鯵(しまあじ)らーめん」とそれら「つけ麺」系、そして「鯛油そば」といったラインナップ。すでに様々なメディアで紹介され、それらを見たウロ覚えの知識では、「真鯛らーめん」が真鯛100%で、「濃厚真鯛らーめん」には鶏白湯が10%ほど入るはず。ここはピュアな真鯛出汁を味わうべく、「真鯛らーめん」(税抜850円)をオーダー。私が並んだ時点で7, 8人の注文待ちで、それ以外にもかなりのバックログがあったはずですが、約5分後に電子番号札でピーピーお呼び出し。列に並んで10分足らずで配膳とは、気の短い私には感謝感激。
麺魚@錦糸町・20190824・真鯛らーめん麺魚@錦糸町・20190824・スープ
 あぁ、夢にまで見た丼景色。まずは、スープをひと口……幾多の模倣を生み出した名品ですが、やっぱ「震源地」はモノが違う。宇和島産真鯛100%だというこのスープ、どうやったらこうなるのか実にシルキーな舌触りと落ち着いた味わいです。しかし、ポイントは加えられた鯛から抽出したという鯛脂で、コイツが実にビビッドな鮮魚感をスープにプラス、シルキーなスープに充満した鯛の旨味を、一気に噴出させる「起爆剤」のような役割となって、実にダイナミックな味わいに……なるほど、コイツはエポック・メイキング。
麺魚@錦糸町・20190824・麺
 麺は、中太ストレート。北海道産小麦100%使用で、石臼挽き全粒粉使用とのことですが、確かにシッカリとした甘みと味わい。少しだけザラつかせた麺肌が、極上スープをググっと持ち上げ、塩ダレで引き締められた小麦の甘みが、グイグイと舌に訴えかけます。ここまでスープにコダワりながら、シッカリと麺を前面に押し出してくるこのスタイル、実に非凡な発想ですな。
麺魚@錦糸町・20190824・具材
 具材は、チャーシュー、鯛のほぐし身に、青菜と海苔、そしてチョコンと柚子が少し。チャーシューは、真空パックした薄切り豚肉を低温調理で仕上げ、さらにサクラのチップで少しスモークしたという、コダワリの逸品。タップリと入っていますので、コイツで麺を包んで頬張れば……豚の旨味と鯛の旨味がコラボして、ちょっとイッてしまいそうな口福感。印象的だったのは青菜で、船橋の契約農家から直に仕入れる「江戸菜」に近い一品。鮮烈なフレッシュ感と微妙な辛味が、鯛・鯛脂・豚肉からなる予定調和に、キラリと「一閃」を加えるような役回りで、コイツも斬新。

麺魚@錦糸町・20190824・おすすめ
 都心では、2015年頃から盛り上がりを見せてきた鯛塩ですが、その進化の金字塔的な一杯にして、多くの追従(例1例2)を生み出してきた一杯。そして、スープにおいては鯛脂による、具材においては青菜による、予定調和に敢えてぶつける「緊張感」の斬新さ、さらには結局麺に味を集約させるストーリー性など、その「次元の違い」には驚かされます。私のような行列嫌いにも、こんな素晴らしい一杯との出会いをもたらせてくれたフードコートに、感謝。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

カレンダー

07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

月別アーカイブ

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR