2019/08/29
博多 一風堂 豊洲店@豊洲 「冷やし担々麺」(夏季限定)

世はお盆休み、ですがこういう時期にしか出来ない仕事もあるもので、今日は豊洲に出張り仕事。なかなか夏風邪が直らないので、ランチはいっちょ「豚骨注入」でもと、仕事場近くの「一風堂」へ。

週末ランチでもいつも行列のお店ですが、さすがにお盆休みでスムーズに入店。その前に店前の看板に目をやると、平日15:00以降提供の夏限定「冷やし担々麺」(税抜890円)が「暑いのでランチも始めました」とのグッドニュース、もちろんコイツでお願いしました。
ゴロゴロと麺にのるキュウリやトマトが、いかにも涼を誘う丼景色。まずは肉味噌を溶かさず、スープをひと口……お、意外と濃厚。口あたりはサラリとして、実に滑らかな舌触り、しかし、舌にグッと広がるコクが特徴。おそらく一風堂自慢の「絹ごし豚骨」に白胡麻による芝麻醤を加えたもので、肉味噌が加わることを前提に塩加減を抑えながら、重みのあるコクで押してきます。これに、肉味噌を混ぜ込むと、辛味を抑えた甜麺醤がさらにコクを分厚くし、さらに一味と辣油の辛味がキラキラとシャープに舌を駆け抜けます。
麺は、豚骨メニュー用とは異なり、中太のストレート。多少柔らかめに茹であげた上、冷水でシメて冷製スープに浸してあり、まさにベスト・コンディション。多加水麺特有のツルッとした口あたりと、モチモチとした歯ごたえ、食べ進むにつれコクが増してくるスープを、その淡白な甘味で上手く受け流してくれます。
具材は、肉味噌に味玉半個、キュウリ・トマトに白髪ネギ、そして香りづけのパクチーが少し。肉味噌は、カボチャかサツマイモのようなものをゴロリと混ぜてあり、コイツが甜麺醤の甘さと見事にシナジー、全体を優しい味わいに包みます。ヒンヤリとした夏野菜もさることながら、冷製スープだからこそパクチーの風味に抑えが効いて、なんともいえぬ涼やかな香り……これなら、もう少し入れてもよかったり。終盤はお遊びで、卓上の辛子高菜を少量追加。旨味の要素が欠けがちな担々系の味わいが、いい塩梅にボリュームアップしてきます。

帰り道、すっかり冷えた胃の中から、五臓六腑に「紫電」のような辛味がピリピリと伝わって……汗ひとつかかない、実に爽快な食後感。冷たいモノ食べて、単に食道と胃を冷やして頭を痛くするより、こういう電気的な刺激で清涼感が全身に伝わってくるほうが、はるかに涼しさが長持ちしますなぁ……午後の仕事も、快適に乗り切れた一杯でした。
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