2020/04/19
ラーメン凪 BUTAO@神田 「ラーメン(翠)」
【ごあいさつ】勤め人なら誰にでも1度は訪れる人生の転機を私も迎え、生活の激変に対応するため、しばらくブログをお休みしていました。そうこうしている間に、食べ歩き自体ままならない世の中になってしまいましたが・・・・・・だからこそ今、何か発信できないかと考えて、ブログ休止前にストックしていた記事を少しアップします。外出自粛の気晴らしに、少しでもお役立ていただければ。 miles
【実食:2月20日】

メディアの話題も職場の話題も「コロナ」一色。銀座も電車も心なしか空いていますが……なんか東日本大震災の時の、重苦しい空気に似てますな。こんな時には豚骨注入で免疫力を高めるに限りますな。神田の新店「BUTAO」へ。

「凪」といえば、いまや煮干しラーメンの代名詞ですが、もともとは豚骨で頭角を現した店。その味を引き継ぐ「豚王」は現在国内3店舗(渋谷・新宿・大宮)ですが、海外ではなんと6カ国35店舗も展開しており、そして満を持して「旗艦」店を、「BUTAO」の名で神田に1月オープン。

券売機はご覧の通り「ラーメン」とトッピングのみですが、カウンターには注文票が置かれており、味や各種設定を指定できます。味は、シンプルな豚骨の「黄」、マー油・黒胡麻・イカ墨を使った「黒」、辣油と香味野菜の「赤」、そしてバジル&オリーブオイルの「翠」の4種類。濃厚な動物系にバジルソースが合うのは経験済みですので、ここは「翠」にマルッとな。
ド派手な色に写ることは承知の上で、今日も新スマホでAIモード撮影。バジルの緑、ネギの白、そして辛味ダレの赤という、イタリアン・カラーが目にまぶしい丼景色。まずは、スープをひと口……これぞ「豚王」、キレッキレ。豚骨はサラリとしていますがシッカリとした風味・旨味、この旨味でただでさえ強いカエシのキレを、さらにアオリたおす博多方式で、いかにも「豚王」らしいキレた味。さらにさらに、オリーブオイルで風味がブーストされたバジルソースが、その鮮烈な風味によって「キレ」を「キレッキレ」にパワーアップ。追い打ちで特製辛味ダレの「一撃」も加わって、目の覚めるようなキレ具合です。
麺は、極細ストレート。「福岡の伝統的な生麺」に「独自の乾燥技術」を加えた「生乾麺」だそうで、確かに「普通」指定のゆで加減で弾力・歯切れ・ノド越しが見事にバランス、世にある普通の「博多麺」よりは非常にスマートな食べ心地です。カタメ・柔らかめに指定した時の食感も、まるで手に取るように予想できますな……甘みも非常にスマートにして品があり、まさに「旗艦店」にふさわしい仕上がりですな。

具材は、チャーシューとネギ2種、それに配膳前に「ただ卵」と名付けられたゆで卵が供されます。「お口のリセット」用として食前の「お通し」的に出てくる「ただ卵」、味付けせず黄身のホッコリとした純朴な甘味を活かした一品ですが、こいつは「食前」ではなく「箸休め」的にいただくと効果抜群。怒涛の「キレッキレ」攻撃にひるんだ時、コイツをひと口いただきますと、口内にひと時の平和をもたらします。

攻撃的にアグレッシブに、新たな道を切り開こうとする「凪」グループのエッセンスが、これでもかと詰め込まれた一杯。私のような「バブル世代」には、こういうスタイルが合うんだよなぁ……今回のコロナ騒動、これがバブルの頃に起きていたら、日本のビジネスマンはどう動いていたか。おそらく、手に入るだけのマスク関連製造装置を手に入れて、紙生産が豊富なマレーシア~インドネシアに持ち込んだ上、装置で対応できない中間・末端工程は人海戦術でガンガン進めて、世界に出荷して儲けようとしたでしょう。マスクを日本で買い付け転売しようとするチマチマしたやり方なんか眼中にないくらい、「24時間働けますか」世代の日本人はもっと「超攻撃的」だったのですが……じっと手を見る。
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