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麺処 大沼@湯島 「つけ麺」

大沼@湯島・20201129・交差点
 自己ルールにより、時間制限つきの食べ歩きとなるため、どこか行きたいお店ができても、フラれたときのバックアップ店が比較的近くになければ、ちょっと見送り。そういう意味で、湯島はなかなかバックアップの確保が難しい街でしたが……珍しく整いました。
大沼@湯島・20201129・店舗
大沼@湯島・20201129・券売機
 10月オープンのこのお店、池袋の有名店「GROWTH」の2号店になるとか。「GROWTH」は今年で創業10周年、その記念事業的な位置づけなのかしら。メニューは「つけ麺」「らぁ麺」と、それらの「辛」バージョン。まずは、筆頭の「つけ麺(並)」(850円)をポチッとな。ちなみに、紙エプロンは券売機の上にあります。
大沼@湯島・20201129・つけ麺大沼@湯島・20201129・つけ汁
 つけ汁や麺皿に、タップリ散らされた薬味類が、「うちのスープは濃いぜ!」と示唆する丼姿。レンゲはついてきませんので、丼を持ち上げつけ汁をひと口……いやぁ、じつに「獰猛」な動物系、こういうタイプは久しぶり。一応タイプとしては「豚骨魚介」ですが、圧倒的に動物系の主張が強く、鶏豚両方使っているようですが、豚骨の押し出しが非常に強い。しかも、豚足をかなり使っているのかスープはトロットロ、イメージとしてはスープというより、「極旨の動物性油脂」に近い。
大沼@湯島・20201129・麺
 麺は、褐色の太ストレート。非常にガッシリとした食感で、自ずと咀嚼を要求されますが、噛めばその甘みは実に上品で、ワイルドなつけ汁とは対照的。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~っとイキますと……これぞまさしく、「美女と野獣」。気品すら漂う麺の甘みを、獰猛さすら漂う豚の脂が包み込み、サバ節がソッと持ち上げる舞台の上で、実に華麗なステップを踏みます。いやぁ、コイツは美味い。特に、甘・辛・酸を抑えたソフトな調味(舞台照明)が、主役の演技を自然に盛り立てて……なんとも、溜息が出るカタルシス。
大沼@湯島・20201129・チャーシュー大沼@湯島・20201129・メンマ
 具材は、つけ汁側にチャーシューと、ネギ・刻み(おろしに近い)タマネギ、麺皿にはメンマと刻んだ三つ葉。チャーシューは食感カタメ、シッカリ味付けられて炙りまで入っており、アグレッシブな動物系のつけ汁にピッタリ。一方、メンマは調味を抑え、塩抜きや炒りなど丁寧な仕事がダイレクトに伝わる極上の仕上がり、そのナチュラルな風味が、気品漂う麺に実にピッタリ。
大沼@湯島・20201129・スープ割
 スープ割りをお願いすると、ご覧のような姿で再登場。割りスープは魚介系のようですが、節系っぽくはないので昆布出汁なのかな? 豚のアグレッシブさがウソのように消えて、スープ単体で実に穏やかでエレガントな味わいに。「美女と野獣」が仲睦まじく微笑み合い、その周りで子供達(胡麻)が賑やかにはしゃぐ、実に微笑ましい「ラストシーン」。

大沼@湯島・20201129・卓上
 食べ歩きに時間制限をつけているため、「GROWTH」はギリギリ活動範囲外で、未訪のままになっていましたが……10年前の自分を叱ってやりたい、それほどの輝きを放つ「珠玉の名品」。湯島の交差点そばで、地下鉄出口(4番)のすぐ脇という絶好のロケーションですが、この日はお客さんもまばら……池袋(立教大学側)とは、街行く人のペルソナが違い過ぎるからなのか。だったら近いうち、「らぁ麺」もいただいておこうかしら。

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玉 GYOKU 豊洲店@豊洲 「濃厚味噌」(季節限定)

玉@豊洲・20201011・ららぽ1
 雨の平日昼下がり、豊洲へ出張り仕事で、ランチは雨でも濡れずに移動できるようになった「ららぽーと豊洲」へ。いつものようにフードコートの「玉」でつけ麺を食べようかと思っていましたが……
玉@豊洲・20201011・店舗
玉@豊洲・20201011・ポスター
 注文待ちの列に並びながら、ふと横を見ると「濃厚味噌」のポスターが。季節限定といっても半年も出すんですな……美味ければローテーションに入れようと、注文してみることに。
玉@豊洲・20201011・濃厚味噌玉@豊洲・20201011・スープ
 実に鮮やかな丼景色、ナミナミと注がれたスープに、心意気を感じます。まずは、スープをひと口……なんかこう、懐かしい味。「十数種類の素材を独自ブレンドした」という味噌ダレは、赤味噌を主体に少し辛味が加えられて、プチ・オロチョン的なスタイル。ただ、ベーススープは「玉」独特の濃厚な動物・魚介ではなく、野菜の旨味を活かしたサラリとしたもの。なので、昭和の頃に大増殖した味噌チェーン店の味に通じるものがあり、私のような古株には懐かしさもひとしお。
玉@豊洲・20201011・麺
 麺は太ストレートで、敢えて柔らかめに茹で上げたもの。シットリとした口あたりと、ムチムチした噛み心地、しなやかなので野菜など具材とも絡めやすく、これはよく考えられています。ただし、麺自体の甘みも強く、具材を絡めればさらに味が濃くなる中、意図的に濃度を抑えたスープとのバランスが、少しチグハグになっていく感じが……
玉@豊洲・20201011・具材玉@豊洲・20201011・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、キャベツ・モヤシなど野菜類と挽肉、そして薬味のネギ。バラ肉・チャーシューは他メニューと同じものですが、シッカリとタレがしみてコイツは美味い。野菜類にもキッチリとゆでが入っており、キャベツ・モヤシもシンナリして食べやすく、挽肉ともよく絡みます。

玉@豊洲・20201011・ららぽ2
 確かに食べ始めは「濃厚」ですが、徐々に野菜の優しい風味がふくらんで、食後感はなぜかサッパリ。これが「玉」の濃厚なベーススープだったら、クドくて最後まで食べられないかも……何度でも食べられる、ノスタルジックなプチ・オロチョン、月イチくらいならローテーションに入れてもよさそうです。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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