2020/11/22
玉 GYOKU 豊洲店@豊洲 「濃厚味噌」(季節限定)

雨の平日昼下がり、豊洲へ出張り仕事で、ランチは雨でも濡れずに移動できるようになった「ららぽーと豊洲」へ。いつものようにフードコートの「玉」でつけ麺を食べようかと思っていましたが……

注文待ちの列に並びながら、ふと横を見ると「濃厚味噌」のポスターが。季節限定といっても半年も出すんですな……美味ければローテーションに入れようと、注文してみることに。
実に鮮やかな丼景色、ナミナミと注がれたスープに、心意気を感じます。まずは、スープをひと口……なんかこう、懐かしい味。「十数種類の素材を独自ブレンドした」という味噌ダレは、赤味噌を主体に少し辛味が加えられて、プチ・オロチョン的なスタイル。ただ、ベーススープは「玉」独特の濃厚な動物・魚介ではなく、野菜の旨味を活かしたサラリとしたもの。なので、昭和の頃に大増殖した味噌チェーン店の味に通じるものがあり、私のような古株には懐かしさもひとしお。
麺は太ストレートで、敢えて柔らかめに茹で上げたもの。シットリとした口あたりと、ムチムチした噛み心地、しなやかなので野菜など具材とも絡めやすく、これはよく考えられています。ただし、麺自体の甘みも強く、具材を絡めればさらに味が濃くなる中、意図的に濃度を抑えたスープとのバランスが、少しチグハグになっていく感じが……
具材は、チャーシュー、メンマ、キャベツ・モヤシなど野菜類と挽肉、そして薬味のネギ。バラ肉・チャーシューは他メニューと同じものですが、シッカリとタレがしみてコイツは美味い。野菜類にもキッチリとゆでが入っており、キャベツ・モヤシもシンナリして食べやすく、挽肉ともよく絡みます。

確かに食べ始めは「濃厚」ですが、徐々に野菜の優しい風味がふくらんで、食後感はなぜかサッパリ。これが「玉」の濃厚なベーススープだったら、クドくて最後まで食べられないかも……何度でも食べられる、ノスタルジックなプチ・オロチョン、月イチくらいならローテーションに入れてもよさそうです。
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