2021/05/15
らぁ麺 六花@三田・田町 「鯵煮干しそば」

三田のあたりはウォーキング・コースが設定しにくく、しばらく足が遠のいておりました。しかし、緊急事態宣言も解除となったので、久々にウォーキング抜きに食べ歩き。宿題になっていた「六花」へ。

3月オープンのこのお店、外装・内装・ポップに至るまで小ぎれいで、あるいは少し資本系が入っているのかも。メニューは「醤油らぁ麺」「鯵煮干しそば」「つけ麺~昆布水掛け」と、「まぜそば~トリュフ香る」といったラインナップ。ネット情報では新宿「はやし田」的なニュアンスがあるお店のようですので、ある程度想像がつく鶏系の「醤油」は避けて、「鯵煮干しそば」(800円)で。例によって味玉をつけようかと思いましたが、「鯵煮干し」のスープは魚介オンリーなのに対し、ここの味玉は「マキシマムこいたまご」使用で、ちょっと相性に不安があり今日はオミット。
真っ白い丼に醤油色が鮮やかに映える、やはり少し「はやし田」チックな丼景色。まずは、スープをひと口……お、これは「意外」にも上品。「鯵煮干し」とひと言でいっても、20cmはあろうかという大型から、6~7㎝ほどの小型のものまであり、大型は非常にクセがあって、これを使うなら相当な「腕力」が必要ですが(それをちょっと期待していましたが)……おそらく小型のものを使っており滑らかな風味。他には平子煮干、白口煮干など数種類を使っていることで、平子もそれなりにクセがあるはずですが抑えてあり、全体としてマッタリと平和な風味と旨味。動物系不使用のため、甘めのカエシもよく効きます。
麺は細麺ストレート。低加水麺をパツッとした口あたりと、ポリポリッとした軽快な歯応えに仕上げてあります。麺肌に浮かぶ粒々は全粒粉使用の証しですが、それだけでなく、全体的な小麦の構成からか力強く派手な甘さ。上品な旨味・甘味のスープに対して、コイツは相当麺が勝ってますな……スープ量に対する麺量もタップリで、量的にも麺の「押し出し」を感じます。
具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトに薬味が2種。チャーシューは、低温調理した豚肩ロースで、敢えて薄切りにして数枚入り。当然麺との絡みは文句なく、魚介スープとのコントラストをさらに強調。シャクシャクとしたメンマも、麺の軽快な歯応えに、上手くリズムを合わせてきます。薬味はネギと刻みタマネギという二段構えですが、そこまで構えるほどスープのエグミは強くない、そんな感じのチグハグ感。

そして、またもや発出された緊急事態宣言。週末ウォーキングがてらの食べ歩きが復活しますな……短い春でした。しかしまぁ、最初は苦痛だったコースとお店のマッチングも、やってるうちに楽しくなったし、悪いことばかりではないと自分に言い聞かせながら、食べ歩くしかないのでしょう。それよりは、禁煙で変わって(40年ほど前に戻って)しまった自分の味覚に、早くなれる必要がありそうです。
店舗情報は、こちら。
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