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元祖竹岡式ラーメン 竹福@三田・田町 「元祖 竹岡式ラーメン」

竹福@三田・20210530・路地
 三田の路地裏にあった名店「五瞭」が本郷三丁目に「ご栄転」。そして、跡地になんと千葉のご当地ラーメン「竹岡式」の店ができたとか。もともとは千葉で食べ歩いていたこの私、いてもたってもおられず週末に訪店。
竹福@三田・20210530・店舗
竹福@三田・20210530・券売機
 この3月に、南砂町の名店「とうかんや」跡地にできた「竹岡式ラーメン 竹徳」が、5月に姉妹店として展開したのがこの「竹福」、凄い勢いというか、なんとなく資本の力を感じますな。麺メニューは基本的に「元祖 竹岡式ラーメン」一本で、あとは「おつまみ」ボタンが330円・390円・490円の3種類準備されていますが、品書きは店内にズラリと張り出されており、これが結構なバリエーション。ランチタイムは券売機で「×」ですが、夜はなかなか面白そう。まずは「元祖 竹岡式ラーメン」(880円)を、ポチッとな。
竹福@三田・20210530・竹岡式竹福@三田・20210530・スープ
 醤油色に染まったスープ・麺・チャーシューが、「ダーク」なフォースを感じさせる丼景色。まずは、スープをひと口……うわぁ、コイツはマジでガチな「竹岡式」。現在なにを「竹岡式」と呼ぶのかは、「梅乃家」の方法論が規定しており、スープはベースが乾麺の「ゆで湯」で、カエシはチャーシュー煮汁なのが「竹岡式」。しかし、これまで都心にできた「竹岡式」はベース・スープになんらか手を入れており、ガチなものには出会いませんでしたが……コイツはガチ、本当に乾麺のゆで湯しか使っていません。カエシはおそらく、チャーシュー煮汁へさらに本家「梅乃家」が使う地元「宮醤油」を荒々しく加えたもので、醤油カドも塩カドも立ち放題。目を見張るほどの塩っぱさです。
竹福@三田・20210530・麺
 麺はご覧のように、みなさんお馴染み袋入インスタント・ラーメンのような中太縮れ。実際、「梅乃家」とマジで同じで、「都一」の乾麺を炭火・手鍋で茹でています(茹で湯がそのままベース・スープに)。ただし、インスタント・ラーメンとは異なりゆで時間が8~10分ほどかかるようで、コシや弾力も数段上。スープ(カエシ)もタップリ吸って、ご覧のような深褐色の肌色、さらにスープ持ち上げも抜群で、醤油キレキレのなかから、乾麺特有の庶民的な甘みが立ち上がってきます。
竹福@三田・20210530・具材竹福@三田・20210530・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、刻みタマネギに海苔。チャーシューは、ガッツリとタレに浸した極厚タイプが3枚入り。コイツをホロホロと崩しながら麺に絡めれば、これで「昇天三秒前」となるわけですが……やはり見逃せないのは、醤油カエシとの距離感で、かつて経験した「梅乃家」インスパイヤとは異なり、カエシが独自に醤油でブーストされていることが、チャーシューを食べればハッキリします。
竹福@三田・20210530・胡椒
 終盤に、卓上の「拉麺胡椒」をバサバサふれば、ただでさえ鋭い醤油のエッジが、「殺意」を感じるほどの迫力を帯び、これはこれでニヤニヤしますなぁ……この「雑種」的で過激なトガリ方が、まさに「千葉」。かつて私が愛した「千葉」ですなぁ……

竹福@三田・20210530・口上
 都心はおろか、千葉においてすら、ここまで忠実に「梅乃家」インスパイヤした一品は、かつてなかったのではないかな……なんとも、「千葉」的でアバンギャルドな一杯。こんなかつてなく大胆な「ご当地復刻」を、どんな資本系がやるのだろうと思うにつけ、先日ネットで見かけた「噂」が気になりますなぁ……もしかして、アレって始まっているのかしら。今後も動向に注目が必要です。

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らーめん蓮 三軒茶屋店@三軒茶屋 「味噌つけめん」

蓮@三軒茶屋・20210528・路地
 緊急事態宣言による時短営業のおかげで、ちょっとでも残業が長引くと食べ歩き不能、短めの残業でも移動時間は確保できず、結局いつも最寄り駅(三軒茶屋)近くで食べることに。今日も微妙な時間に仕事が終わり……先日いたく気に入った三軒茶屋「蓮」へ。
蓮@三軒茶屋・20210528・店舗
蓮@三軒茶屋・20210528・券売機
 昨年3月オープンのこのお店、有名な蒲田「らーめん蓮」の支店になります。前回「味噌らーめん」をいただいて、その美味さに感動しましたが、その時限定で「カレーつけめん」を出していたことをきっちりチェック。巷では「蓮」の隠れた名品との噂ですが……この日の限定は別メニュー。ま、これから暑くなるし、今のうちに「味噌つけめん」(980円)をチェックしておきますか(食券には「限定A」と表記)。
蓮@三軒茶屋・20210528・口上
 厨房では、店主・冨田さんが「阿修羅」のような高速ワンオペ。中華鍋で、香ばしい臭いが漂うまで野菜を炒め、そこに味噌とベーススープを投入して、全体をジックリ馴染ませています。それにしてもいい匂い……味噌ラーメン専門店なるもの、こうでなくっちゃイケません。
蓮@三軒茶屋・20210528・味噌つけ蓮@三軒茶屋・20210528・つけ汁
 照明位置の関係で、今日はちょっと斜めからの撮影。まずは、つけ汁をひと口……おぉ、予想以上の完成度。すでに「味噌らーめん」において、「濃厚味噌」の極致に到達、これをどうやってさらに濃くして「つけ汁」化するのかと興味津々でしたが……濃くするのではなく、味をギュッと「凝縮」したようなイメージ。「味噌らーめん」より野菜の旨味が強く感じられ、その旨味で味噌のコクとキレを「加速」させるアプローチで、結果としてバランスを保ったまま、よりアグレッシブに感じさせるという仕掛け。コイツは実に巧妙ですな。
蓮@三軒茶屋・20210528・麺
 麺はおそらく「味噌らーめん」と同じで、やや太めの中太ストレート。ムッチリとした口あたりで、ググッと力強く歯を受け止めるような食感で、食べ応え十分。後客の方が何人か「麺カタメ」を指定されていましたが、デフォでベストなんじゃなかろうか。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッといただきますと……いやぁ、目を見張るほど美味い。そもそも力強い麺の甘みが、旨味・コク・キレが凝縮されたつけ汁によりドド~ンと勢いよく口腔に「解き放たれる」イメージで、咀嚼するほど目を見張り、やがてウットリと目が細まります。
蓮@三軒茶屋・20210528・具材蓮@三軒茶屋・20210528・野菜
 具材は、刻みチャーシューとモヤシ・タマネギなど炒め野菜、そしてご覧のようにネギがタップリ。注文時、野菜とニンニクについてマシにするか訊かれますが、この日は野菜のみマシでオーダー。おかげでつけ汁の中を埋め尽くすほどの野菜量で、シッカリ炒められてシャクシャクとした食感のモヤシ・タマネギが、シャキシャキしたネギと絶妙のコンビネーション。そして、このつけ汁をブーストする野菜の旨味と野菜本体は当然シナジー、麺に絡ませていただけば……そりゃもう「極楽浄土」へ直行です。
蓮@三軒茶屋・20210528・辛もやし
 もちろん、別皿提供の辛子モヤシも後半に投入して、キッチリ味変。辛味で全体のキレがさらに増しますが、すでに麺・つけ汁・野菜のコンビネーションが鉄壁の完成度に達しているため、「味噌らーめん」の時ほど変化はありません。また、あまりの完成度の高さに、「これはスープ割はあり得ない」と判断、気付けば大量の野菜と一緒に、つけ汁はキレイに消えています。

蓮@三軒茶屋・20210528・不屈
 「味噌」で「つけ」なら、単に味噌ダレを多めにするだけという、業界の常識を根底から覆した、天才的発想の一杯。いやぁ、この店は「スキなし」だなぁ……限定まで含め、全メニュー制覇せずにはおられません。しかし、それにしても店長、その「阿修羅のような高速ワンオペ」は、そろそろ限界のように思えますが……見ていて「殺気」すら感じ、女性には怖いかもしれません。そろそろ対策をお考えになってはいかがでしょう。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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