fc2ブログ

自家製麺 福は内 新宿曙橋店@曙橋 「カレーつけめん」

福は内@曙橋・20210605・交差点
 緊急事態宣言下、「劇場はOKだが美術館・博物館・映画館はNG」というウルトラ四次元ルールのおかげで、見ることかなわなかった「デジカメ展」。流石のバカ知事も無意味さに気づいたか漸く再開、土曜午前中にジックリ堪能。そのまま曙橋に移動しランチをいただくことに。
福は内@曙橋・20210605・店舗
福は内@曙橋・20210605・券売機
 2020年9月に、熊谷の人気店が曙橋に移転、最近の新店ではあまり見なくなった「自家製麺」の文字が実にマブしい。メニューは「つけめん」「辛つけめん」「カレーつけめん」「らーめん」に、なぜか「酸辣湯麺」というラインナップ。全メニュー、無料で麺量を200gから300gに増量できます。とりあえず、熊谷時代から名物だったという「カレーつけめん」(950円)をポチッとな、麺量は200gでお願いしました。
福は内@曙橋・20210605・カレーつけめん
 (スマホカメラの調子が悪く、写真少なめでスミマセン)。まずは、つけ汁をひと口……いや、コイツは並のカレーじゃありませんな。ベースのドロリとした動物系は、ネット情報では「鶏ガラやモミジ、ゲンコツ」使用だそうですが、個人的には特に鶏を濃く感じます。さらに、タマネギやニンジンといった野菜類もタップリ使われているとかで、この構成でカレーに合わないワケがありませんな。そのカレーは「20種類以上のスパイスをブレンド」したものとかで、市販の「和風カレー」とも、インド系カレーとも異なり、メリハリをきかせながら万人に受け入れられる、なんとも親しみやすいお味。
福は内@曙橋・20210605・麺
 麺は自家製で、やや太めの中太ストレート。なんともギッシリ・ガッシリした食感の麺で、最強レベルの噛み応え。ネット情報ではもともと大和芋を使っていたそうですが、コイツは今でも使ってますなぁ……とにかく、こんなにシッカリした食感の麺ははじめて。つけ汁にくぐらせていただいても、グイグイ咀嚼を要求してきて、噛めば噛むほど小麦の甘みが強く広がり、濃厚なつけ汁に全くヒケを取りません。このコンビネーション、この店にしか到達できない、唯一無二の境地ですな。
福は内@曙橋・20210605・具材福は内@曙橋・20210605・メンマ
 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして鷹の爪がアクセントに一本まるごと。バラ肉チャーシューは、表面を濃く味付け、中をトロリと柔らかく仕上げたモノ。個人的に発見だったのはこの材木メンマで、濃厚豚骨魚介系ならよくある具材でも、カレー味だと面白い風情に仕上がって、なんとも倒錯した美味しさ。カレー・メンマか……どこかおつまみで発売しないかしら。多めに入ったネギが加える薬味感も、実にグッド。
福は内@曙橋・20210605・スープ割り
 スープ割りにも丁寧に対応、おそらく豚骨魚介系の「つけめん」と同じ割り専用の魚介出汁を使っており、さらに細かく刻んだ搾菜(?)が加えられて戻ってきます。味にも食感にもサッパリとした雰囲気がグッと加わり、大満足のエンディング。私にしては珍しく、最後の一滴まで「完汁」してしまいました。

福は内@曙橋・20210605・客席
 なんといっても、この一杯のキモは「自家製麺」ですな。例えていえば、この太さの博多麺があったとして、それをハリガネで仕上げたような、独特の食感、ツッパリ感。この世界はすべて、コイツを中心に構成されていますなぁ……おそらく「酸辣湯麺」ですら。帰り際、券売機をもう一度眺めると、「にんにくメンマ」(250円)なる不思議なボタン。やっぱ、麺を支えるサブはメンマですか……さらなるアレンジを期待していますぜ。

 店舗情報は、こちら

【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト



新時代 三軒茶屋店@三軒茶屋 「肉そば」

新時代@三軒茶屋・20210603・世田谷線入口
 緊急事態宣言が出てから、各店舗の営業が不規則になり振り回される日々。この日も夜営業開始に合わせて某店を訪店しましたが……どうやら夜は営業していない様子。行き場を失い三茶をウロウロ……いっそ世田谷線沿線を攻めるかと思いつめ、駅へ向かう道すがら、ふと横を見るとのぼりに大書された「中華そば」の文字。
新時代@三軒茶屋・20210603・店舗
新時代@三軒茶屋・20210603・メニュー
 どうやら「伝串」という串焼きが自慢の「新時代」というお店が、いわゆる「禁酒法」に対応するため急遽ラーメン主体の営業に変えた模様。ホント、居酒屋さんは大変ですなぁ……ラーメンメニューは、基本「中華そば」一本ですが、肉マシにした「肉そば」(880円)がイチオシのよう、カエシも醤油か塩を選べるようです。とりあえずコイツを醤油で。
新時代@三軒茶屋・20210603・肉そば新時代@三軒茶屋・20210603・スープ
 厚みのあるチャーシューがズラリと並ぶ、それなりに豪華な丼景色。それではスープをひと口……ひとまずは、「急造品」的なチープ感はありません。おそらく鶏主体のベーススープ、これをコク・キレよりも甘さ重視の醤油ダレで仕上げており、万人にとって「分かりやすい」味。ただし、軽く背脂を加えることで、豚系の硬質な旨味を加えてあり、さらに別皿の生姜を加えれば鶏の旨味も引き立って、両者とカエシがバラツキながら、不思議な面白さのある味に仕上がっています。
新時代@三軒茶屋・20210603・麺
 麺は、中太の平打ちストレートという珍しいモノ。コシはあるのに歯応えが弱く、最近ラーメン店で出会うことはなくなりましたが、昔のラーメン屋台で使っていたような平打ち麺。今どきのラーメンしか知らないような若い人には面白いかもしれませんが、私のような世代にはそこはかとなく、「古色蒼然」感が漂いますなぁ……
新時代@三軒茶屋・20210603・具材新時代@三軒茶屋・20210603・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマと、薬味のネギ。チャーシューはシッカリとした厚切りが7枚入り、表面を炙り脂身をトロッとさせたような形跡があり、それなりに手間をかけて仕上げている模様。シッカリと味がしみており、面白さはありませんが食べ応えは十分。
新時代@三軒茶屋・20210603・味変アイテム
 卓上には味変アイテムが用意され、なかでも「にんにく辛味噌」が目を引きます。天下一品や豚骨ラーメンならともかく、この一品にはどうかと思いつつ、入れてしまうのがラヲタのサガ。結果はまぁ……やはり、昔のラーメン屋台でニンニクを投入した時を思い出す味。要するにやや上滑り気味ということです。

新時代@三軒茶屋・20210603・居酒屋メニュー
 テーブルに配置された、実に華やかで賑やかな居酒屋メニュー。とりあえず生中190円から入って、ハイボール150円に突入し、ガッツリ串を頬張りながら、メガハイボール(1リットル)450円でクダをまく……そんな「時代」がまた戻ってくることを、お店だけでなく我々「三茶放浪民」も願っています。

 店舗情報は、こちら
【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking

プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

カレンダー

05 | 2021/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月別アーカイブ

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR