2021/10/05
天下一品 渋谷店@渋谷 「こってり+ニンニク薬味」

コロナ感染爆発の「爆心地」ともいえる渋谷に、どうしても行ってみたいお店ができたのですが、人気が出すぎて早じまい。地下道に戻ると意外に人が少なそうだったので、いっそ久々に「天一」でものぞいてみるかとセンター街に向かうと、夏休み中の学生が溢れておりました。

カウンターにつくなり、メニューも見ずに「こってり」(790円)と「ニンニク薬味」(無料)をオーダー。しかし、あらためてメニューを見ると、「ニラニンニク ラーメン」とか「赤ん粉ラーメン」とか、「味噌ラーメン」まであるという、なかなか充実のラインナップ。最後に渋谷店に来たのは3年ほど前のはずですが、時の流れを感じます。
あれ、なんか3年前とはスープの色が違う印象。まずはひと口……おお、なんともキリッとコク深く、昔の銀閣寺店みたい。まだ、「天下一品」が京都に3~4店舗しかなかった頃、北白川の本店に対し、銀閣寺店も屋台創業の地のお店ですので準本店的な存在で、味も両者でちょっと違っていました。本店はカエシ弱めで鶏の分厚い旨味を前面に押し出すスタイルで、銀閣寺店はカエシとニンニクが強めで本店にキレとコクを加えるスタイル。4年前、初めて渋谷店で食べたときは本店っぽいと感じましたが……今日は昔の銀閣寺店っぽい。
麺や具材は、以前と同じ。非常に弾力の強い多加水麺、コイツが高粘度のスープをドップリ持ち上げて、重量感溢れるスープと、重みのある食べ応えの麺のコラボが堪能できます。スープの粘度が少し上がったのか、以前より持ち上げが強くなった印象で、まさにラーメン・カルボナーラ。
せっかく、かつての銀閣寺店っぽいコクとキレに変身したので、ニンニク薬味も多めに入れて、当時の味を再現。調子にのってやや入れすぎましたが、スープが重量級ですので、どこまでも受け入れてくれる安心感。

まだ「天下一品」が京都に3~4店舗しかなかった頃、それでも本店はかなりの人気で、バイト帰り22時過ぎに訪れても、店内はほぼ満員。対して、銀閣寺店は夜は若干客が少ないものの、学生客に人気で昼は盛況。なぜなら、「学割」なんてサービスがあり、一応学生証を見せる決まりになっていましたが、申告すればほぼOKという気前の良さでした……コロナを恐れたサラリーマンが消え、夏休みの学生に占拠された天下一品・渋谷店、なんか昔の銀閣寺店みたいで、懐かしさがこみあげてきたオジさんなのでした(ただし昔の学生は、君たちほどお洒落じゃなかったけど)。
店舗情報は、こちら。
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