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博多一風堂 豊洲店@豊洲 冬季限定「味噌白丸」

一風堂@豊洲・20211207・晴海通り
【まだ師走の頃の食べ歩き】
 いよいよ今年も12月、仕事の方も年末進行的に店舗アップ、この日は豊洲で出張り仕事です。仕事が結構溜まっており、あまりランチに時間が取れないことから、仕事場の近くの「一風堂」へ。
一風堂@豊洲・20211207・店舗
一風堂@豊洲・20211207・告知
 店外ポスターで告知するのは、冬季限定の「味噌白丸」……あれ? 私の記憶では「一風堂」の冬の味噌は「味噌赤丸」で、古くは2013年頃、個人的に最後に食べたのは2018年の冬季で、毎年の定番だったはずですが……最近「味噌白丸」に変わったのかしら。何はともあれ、コイツ(890円)を注文。
一風堂@豊洲・20211207・味噌白丸一風堂@豊洲・20211207・スープ
 丼中央部に鎮座する、おろし生姜のカタマリが、不敵な笑みを浮かべる丼姿。まずは、スープをひと口……何も混ぜないと、穏やかな「絹ごしとんこつ」とマッタリした白味噌がコラボする、ホッとするような優しい味。しかし、これに丼奥に浮く胡椒系など7種類のスパイスが混じり始めると、ブンブンとエンジン音が高鳴りはじめ、生姜を一気に混ぜ込むとターボ全開、短時間で過激なほどアグレッシブな味わいに高まります。いやぁ、子供が歌う童謡が、数分でヘビメタの絶叫に変化するような、目もくらむような劇的変化。
一風堂@豊洲・20211207・麺
 麺は、能書きでは「平打ち中太麺」となっていますが、博多麺よりは多少太い程度の中細麺が、微細な技術で断面を平打ち風に仕上げたもの。加水率もさほど高くなく、小麦の甘みが実に豊か。それと、平打ち麺が重なることでドップリと持ち上げる、キレたスープがガッツリ絡み、何とも言えぬダイナミックな味のコンビネーション……いや、コイツは素直に美味い。
一風堂@豊洲・20211207・具材一風堂@豊洲・20211207・チャーシュー
 具材は、チャーシューと、キャベツ・キクラゲ・ニンジンやモヤシといったゆで野菜類。チャーシューは、キッチリと炙りが入ったプリプリの一枚。まったりとしたスープ序盤に対しては濃く分厚く、アグレッシブな世界となった後半では微動だにしない低重心の味わいに感じられて、意外とコイツが全体の味の「司令塔」的な役割。ゆで野菜もシャクシャク感とシンナリ感が絶妙に両立して、麺にも絡めやすく食べやすい。

一風堂@豊洲・20211207・能書き
 ホンノリと生姜を効かせた味噌ラーメンは世に多くありますが、ここまでガリガリと過激に生姜を効かせた味噌、しかも白味噌ラーメンは、初めて出会ったような気がしますな。なぜ、それほど希少なのかといえば……ズバリ、ベーススープの出来ですな。「一風堂」ならではの懐の広い豚骨があってこそ、これほどの過激な演出が可能になったとみるべきでしょう。童謡がヘビメタに変貌する驚くべき一杯、機会がありましたら是非。

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中華麺 多文@飯田橋 「中華麺」

多文@飯田橋・20211218・袋小路
【まだ師走の頃の食べ歩き】
 年末まで週末含めビッシリと仕事で埋め尽くされ、ついにメンタル崩壊かと心配していましたが……金曜夕刻になって救いの神が舞い降りた週末。土曜ランチタイムはリラックスして、神楽坂の新店「多文」に向かうことに。場所は、地下鉄・飯田橋駅B3出口から神楽坂を上りかけ、最初に右手に現れる袋小路(写真)の中ほど。
多文@飯田橋・20211218・店舗
多文@飯田橋・20211218・メニュー
 9月オープンのこのお店、神楽坂で19年前から営業する焼肉店「多文」が、2019年からランチにラーメンを提供したところ好評で、それを新業態店による提供にシフトしたもの。メニューは「中華麺」と土日祝限定の「つけ麺」で、あとはトッピングのバリエーション。ラーメンのことを「中華麺」と呼び、「生玉子」が選べるあたり、どこをインスパイヤしているかは、ラヲタならすぐピンときます。まずは、「中華麺」(800円)をオーダー。
多文@飯田橋・20211218・中華麺多文@飯田橋・20211218・スープ
 銀色のトレイに大型のレンゲ、そして鮮やかな琥珀色のスープがキラキラ光る、まんま「永福町 大勝軒」の丼姿。まずは、スープをひと口……うん、オリジナルを、いい意味で万人受けするよう工夫してます。ライトで硬質なコクの動物系に、ガッツリと煮干系の魚介を効かせるのがオリジナルですが、魚介系をさほど強めず、香味野菜系を強めてバランスをとったベーススープ。タレに仕込んだ甘さは、オリジナルよりは名店・新大久保「めとき」(閉店)に似た印象ですが、一方で最初からガツンときかせてある胡椒は、「めとき」よりオリジナルに近い感じ。
多文@飯田橋・20211218・麺
 麺は、中太ストレート。麺量は、オリジナルほどではありませんが、1.5玉220g程度は十分あります。加水率やや高めでツルツルの麺肌、コイツをワシワシ・ツルツルと大量に頬張ると、小麦の甘さがタレの甘さとシナジーし、それが胡椒でキュッと引き締まりながら喉奥に消えるという、この系統特有のカタルシス。そして麺量ゆえに、それがいつまでも続くという「極楽感」こそ……これぞ、永福町ならではの「極北」ですな。
多文@飯田橋・20211218・具材多文@飯田橋・20211218・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトに海苔、そして薬味のネギと柚子。チャーシューは、モモ肉的な部位に思えますが、ちょっと低温で調理してあるのか驚きの柔らかさ。しかも、表面はシッカリと濃く味付けてあり、コイツは美味い。これで「チャーシュー麺」がプラス200円なら、かなりお得といえるかも。意外な効果を発揮するのは実は柚子で、一杯ごとに都度切り分けたモノを使用。オリジナルよりもカメリア・ラードが少なく、派生型よりも魚介・動物系が弱いせいか、柚子の効果は驚くほど絶大で、この一品最大のオリジナリティと言えるかも。

多文@飯田橋・20211218・卓上
 はるか昔、まだ食べ歩きなどしていない頃、初めて所帯を構えたのが津田沼で、自宅から最も近いラーメン店が「必勝軒」。そこで、永福町系のなんたるか、「洗面器」系のなんたるかを思い知り、広島・京都系のラーメンしか知らなかった私は、大いに心を揺さぶられました。しかし考えてみれば、永福町系の量の多さ、魚介系の強さが、一定規模の客を遠ざけているのも、また事実。焼肉店独自の発想で、その弱点を補強しようというこの一杯、神楽坂で食べる永福町系、機会があればみなさまも是非。

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プロフィール

miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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