2022/03/29
麺屋 ようすけ@東京 「醤油ラーメン」

東京駅の東京ラーメンストリート、いつも大行列を巻き起こす企画「ご当地ラーメンチャレンジ」も、神奈川「支那そばや」・熊本「天外天」に続く第3弾は、栃木県佐野ラーメンの「麺屋 ようすけ」。お昼前なら15分程度の待ちとの情報、人混みをさけGRANROOFを小走りにストリートへ。

食券を購入して15人ほどの列に並ぶと、真横に「約15分」との掲示。しかし、10分経っても2人分ほどしか列は進まず、「大丈夫かな」と思っていたら、あれよあれよと列が捌けて、ピッタリ15分ほどで店内へ。

2012年に佐野市田島町にオープンしたこのお店、50台収容の駐車場に、58席中54席が座敷という、広々とした店造りが特徴だとか。東京ラーメンストリートへの出店は6月13日まで、メニューは「醤油」「塩」と「背脂生姜醤油」の3系統。「塩」は羅臼昆布と伊吹いりこを使ったオリジナルで、「醤油」はスタンダードな佐野ラーメン、もちろん筆頭の「醤油ラーメン」(870円)をポチッとな。
佐野ラーメン特有の、淡褐色で透明度の高いスープ。まずは、ひと口……コク、キレ、旨味、あらゆる面でパーフェクト。ハードな力強さの豚骨に、鶏ガラの柔らかさが寄り添うような動物系のコク、これに薄口醤油のキレがビシッと刻まれ、もうそれだけで「パーフェクト」な領域に入っていますが……これに野菜・牛スジ・牛脂で優しく演出された甘・旨味がホノかに漂い、ステレオタイプ的な佐野系スープでないことを主張します。
麺は太めの中太で、断面が扁平している上に微妙に縮れる、佐野の青竹手打ち独特の麺。柔らかめにゆで上げてあり、ツルリとした口あたり・ノド越しと、ホクホクとした噛み応え。噛むほどに、なんとも穏やかで伸びやかな甘味がどこまでも広がり、それをパーフェクト・スープが大らかに包み込むという……本物の佐野ラーメンが持つ、スケールの大きさ。
具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトにほうれん草、そして海苔とネギ。チャーシューは、「口に入れたとたん、とろけるような食感」との能書きが、ピッタリそのままの絶品。スープとのバランスを考え抜いた味付けで、両者合わさるとウットリするような味の境地。その他の具材も、スープとのバランスを非常によく考えてあります。

店舗情報は、こちら。
【記事ご参考になりましたら、こちら(↓)の方をポチッとな】
FC2 Blog Ranking