2022/07/30
本家 第一旭 神保町店@神保町 「ラーメン」

土曜出勤の仕事明け、雨が降っていたので九段下あたりの駅近のお店を狙ってみましたが、どこも無情の早じまい。なんとなく神保町方向に向かい、西神田の交差点(写真)で頭をひねりまして……交差点を渡って、そのまま白山通りに突き当たれば、すぐ右手が「第一旭」だったはず。早速直進。

2021年11月オープンのこのお店、新宿御苑のお店に続いて都内2号店になります。実は今年の正月に一度訪店しているのですが、珍しく酔っていたため写真がブレブレ。しかし、新宿店と違ってスープにクサウマ的な「獰猛」性があり、これは再訪が必要と思っていました。 メニューは、「ラーメン」と「ヤキメシ」の2本立て、たしか新宿店には「ヤキメシ」はなかったと思うので、本店メニューにはあるコイツが食べられるのは貴重ですな。再度「ラーメン」(800円)を、ポチッとな。
寸胴でグラグラ煮立っているスープの質感も、丼に継がれるスープの粘度も、なんか正月に食べたアレとは違う気がしますな。まずは、スープをひと口……やはり、少しシャバめかも。正月にいただいた時は、豚骨が結構濃厚で臭みもアリ、私が京都に住んでいた1980年台の高倉塩小路「第一旭」を彷彿とさせましたが……今日は、新宿店程度のパンチ力。おかげで、もともと強めの醤油ダレが、さらにキツめに効いてきて、このバランスも新宿店に似ていますな……これが「平常運転」スタイルで、オープン後から1月くらいまで少しスタッフのクセが出ていたのかしら。
麺は、中細ストレート。ポクポクとした軽快な歯切れと、一定の粘り・弾力が併存した見事な食感で、加水率低めゆえに甘みも強い。その甘みが、醤油ダレ強めのスープでグッと引き締められて、コイツは美味い。この麺を中心としたトータルなバランスは、私が青春時代にいただいた「第一旭」と、そう大きくは違いませんな。
具材は、チャーシュー、モヤシと、ネギがタップリ。この九条ネギの多さはちょっとビックリ、オーダーミスではないかと一瞬疑いましたが、直後に配膳されていった「九条ネギ増」(100円)指定は文字通りの山盛りで、これでデフォだと悟りました。昔の「第一旭」や今の新宿店と比べても、明らかにボリューミーですな。チャーシューは、ジックリ味をしませた煮豚タイプのバラ肉で、中型が5枚も入って満足感は「大」。

正月に食べた、「濃厚クサウマ系『第一旭』」に再会できなかったのは残念ですが、ある程度クサさも残っているし、豚骨が大人しくなった分、京都老舗の生醤油がキレを発揮し始めて、これはこれで「第一旭」。ガッツリ盛られた九条ネギも、個人的にはタマリマセンなぁ……雨の中、夜の神保町を駅に向かうと、歩いているのは外国人ばかり。そうか、ついにインバウンドが戻ってきましたか……食べ歩きにも、ひと工夫必要な時代が戻ってきました。
店舗情報は、こちら。
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