2017/12/29
江戸前煮干中華そば きみはん@五反田 「中華そば 塩」

夕方から五反田で勉強会、夕飯抜きで9時過ぎまで議論して、その後酒アリつまみナシの懇親会に突入……私は早々にガソリン不足となりましたので、途中で抜けて五反田の街を一杯求めてフラフラ。ガード下の「きみはん」前で、完全にガソリン切れとなりました。

あの「TETSU」グループが展開するブランドの一つ、たしか2010年に鶯谷で1号店がオープンしその後数店舗を展開、しかし今年6月に鶯谷も閉じてしまい、五反田店が最後のお店となっています。オープン時には醤油を食べた記憶がありますので、今回は「中華そば 塩」(750円)をポチッとな。
多めに背脂が浮く丼景色、以前もこんな感じでしたっけ……7年も前のことゆえ記憶の彼方。まずは、スープをひと口……ちょっと派手に演出しすぎかなぁ。動物系と魚介系がせめぎあうこのスープ、動物系は鶏ガラ主体、しかし豚も少し使っているのか、背脂との違和感はありません。そして、どちらかといえば主役は魚介系で、片口鰯や秋刀魚の煮干し、本枯節などを使って風味を出して、椎茸・昆布で旨味をシナジーさせるという方法論のはずですが……シナジー不足なのか、相当多めのケミカルで補正。そのせいか味の「焦点」がややボヤけ、旨味も強すぎて塩もかなり強めに感じられます。
麺は、やや細めの中太ストレート。以前はタピオカ粉も使ってプリプリ・シャキシャキさせていましたが、プリプリ感は多少抑えられたような印象。おかげでシャッキリ感が強調され、塩スープにはもってこいの食感。多加水のためか味は淡白で、これもまぁ派手なスープの受け方としては「アリ」ですな。
具材は、チャーシュー、メンマ、ナルトに海苔・ネギ。チャーシューは赤身主体にカタめに仕上げ、麺同様にシャッキリ感が心地よい上、味もナカナカ、2枚入って満足感も大ですな。以前は、タケノコやカイワレを使う演出に、やや「小賢しさ」がありましたが、シッカリとした味付けのメンマに変えて、それもまたグッド。

以前は「永福」的にも感じた一杯でしたが……店のあるガード下は、夜ともなると酔客の往来が激しく、飲みのシメにはこのくらいパンチの効いた味の方がよいのかも。ただ、ケミカルでパワーアップしたパンチと引き換えに、あの重層的な魚介の旨味がダイレクトに感じにくくなった点は、オールドファンとしては、少し残念。しかしまぁ、生き残ってなんぼのこの業界、客のニーズに忠実に、今後も頑張っていただきたいと思います。
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