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Only One Noodle 壱富士@目黒 「生姜ソース」

壱富士@目黒・20180116・目黒通り
 正月も明け仕事場に出てみると、ずっと無人だったせいか冷蔵庫並みの寒さ……エアコンをかけ、午後遅くになってようやく「屋外よりは温かくなったかな」と思えたころには、鼻水やくしゃみが止まらない状態に。コイツはラーメンで体を温める必要がありそうですな……目黒「壱富士」が風邪に効きそうな「生姜ソース」を出しているというので、一も二もなく。
壱富士@目黒・20180116・店舗
壱富士@目黒・20180116・メニュー
 昨年1月オープンのこのお店、極上の鶏塩ラーメンを、バリエーション豊かなソースを選んで楽しめるという趣向で、すっかり私のお気に入り。特に、「昆布ソース」は衝撃的な美味しさでしたが……もちろん、今日は「壱富士ラーメン」(800円)を「生姜ソース」で。実は、まだ今年はラ抜きで過ごすつもりでしたのでデジカメを忘れ、いつもと違ってスマホでの撮影、思いがけず「食べ初め」に。
壱富士@目黒・20180116・生姜壱富士@目黒・20180116・スープ
 それでは早速、スープをひと口……申し訳ないことに、風邪のせいでバカ舌の反応がさらに鈍く、以下「雰囲気」だけの感想になりますが……奥三河鶏のリッチな風味に、魚介系や香味野菜の穏やかな旨味が寄り添うという、ベースのさりげない美味さは相変わらず。これに絡むソースは、鶏油に生姜とタマネギを溶かし込んだという優しい味わい、ただどうしても生姜本来のソリッドな風味が立ってきますので、これと鶏のふっくらとしたボディ感がシナジーするかというと……やや「相殺」的な趣も。
壱富士@目黒・20180116・麺
 麺は中細ストレート。デュラム粉使用で、実にシッカリと力強い風味・甘みは相変わらず、こういう麺はスープがリッチであればあるほど生きてきますが……これに関しても手ごたえはイマイチ。風邪で味覚が歪んでいるせいかもしれませんが。
壱富士@目黒・20180116・具材壱富士@目黒・20180116・チャーシュー
 具材は、チャーシュー、メンマ、「しゃぶしゃぶ餅」に薬味のネギ、それに「生姜ソース」スペシャルなのか、生姜の細切りが少しのります。このチャーシューは相変わらず美味い。スペイン産のロース肉に塩麹をタップリ塗り込み特製ダレで煮込んでいるそうですが、肉本来の旨味が存分に増幅され演出されており、ウットリするような美味さ。塩ダレに1日漬け込んだ味玉も、味付けがシンプルなだけに素材の美味さがクッキリ際立ち、いつものことながらホレボレします。それに、今日はメンマがやたらに美味いなぁ……タレを少し変えたのかしら。

壱富士@目黒・20180116・卓上
 鶏の風味の豊かさと、生姜のソリッドな風味をシナジーさせ、「シャープ&リッチ」に仕上げるのは、結構「難題」なのかもしれませんなぁ……中華系のお店を除けば、成功例といえば神田「MANNISH」など数店が思い浮かぶ程度。一方で中華系のお店は、上質な上湯スープさえあればあとは変幻自在、生姜でも花椒でも自在に合わせてきますが……おそらくこのお店も、そういう「自在」な境地を目指しているのかもしれません。あらためて、中華系の偉大さを思い知った今宵でした。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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