2018/01/28
喜多方ラーメン 坂内 大手町店@大手町 「ねぎラーメン」

今日は、大手町ファイナンシャルシティ界隈で夜の勉強会。この辺りには滅多に立ち寄りませんので、「星のや東京」入口を見るのもはじめて……この暖簾をくぐってみたいものですな。どこか未訪店に挑戦したいところですが、すでに21時もまわって空腹に耐えられず、手近なところで「坂内 大手町店」の暖簾をくぐりました。

メニューは、醤油の「喜多方ラーメン」系と「塩」と「味噌」、それにこの季節ですので「しょうが風味のあったか味噌」なんかも目を引きますが、もっと目を引くのはまだ「冷やし」も出していること。冬でも需要があるのかしら……とりあえず「ねぎラーメン」(760円)をば。
ネギがタレにより黄金色に輝く、なかなかリッチな丼景色。久々に、「坂内」のスープをひと口……いや、正直言って「目の覚めるような」美味さ。時代が巡り巡って、なぜか今や流行の最先端となりつつある豚骨清湯、飾り気のないナチュラルで硬質なコクを、豚骨特有の風味がフンワリと包み込みます。醤油ダレによるコク・キレの加え方も実に絶妙、以前はかなり気になったケミカル的なニュアンスも、なぜかあまり感じられず……いやぁ、コイツは美味い! なぜだろう、これまで何度も食べたはずなのに……
麺は、かなり太めの中太縮れで、断面がやや扁平した、いわゆる「喜多方麺」に近いもの。多加水のため滑らかな麺肌、ピロピロとしたすすり心地と、弾力の強い噛み心地、スープに対して多少麺が勝ち気味ですが、そもそも「喜多方」系にはこういうバランスが多く見られ、これもひとつの「風情」ですな。
具材は、チャーシューが数枚とメンマ、そしてタップリのネギ。白眉はネギにかかる香味油で、胡麻油の香りを強く残しながら鷹の爪の辛味をストレートに移したモノ、強いて例えるならあの「出前一丁」の「ごまラー油」に近いイメージで、オジさん的にはとても懐かしい味。
比較的濃い味付けのチャーシューも、相変わらず鉄板的な美味さ。ま、この「ごまラー油」が、スープやチャーシューにピッタリ合うかといえば多少微妙なところがありますが、安心・安定感という観点ではこれでヨシ。

豚骨魚介や鶏白湯、最近では担々麺など時代のカッティング・エッジは巡り巡って、最近ではなぜか「豚骨清湯」が見直されつつありますが……やはり、時代の変遷に耐え、ながく食べ継がれてきている味には、動かしがたい「なにか」がありますな。ま、ただ単に私が加齢したため時代についていけず、嗜好が昭和に回帰しつつあるだけなのかもしれませんが……平成生まれの方が、豚骨魚介や鶏白湯に「回帰」する時代も、いずれまた来るのでしょう。その時は、なんという元号になっているのやら。
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