2018/06/07
951@大久保 「牛肉汁つけ麺」

何カ月かに1度入る新宿方面のお仕事。仕事先が新しいビルに引っ越した関係で勝手が違う中、なんとか午前中でミッション終了。気が緩むと急に腹が減りましたな……大久保にいくつか宿題店がありますので、そちらへ移動。JR大久保駅の南口から百人町交差点へ向かう路地で、まず最初の宿題店「951」をチェック、入れそうなのでそのままイン(入った後でデジカメ忘れに気が付きました……例によってスマホで代用)。

5月オープンのこのお店、ネット情報では同じ場所にあった「らーめん 五ノ神製作所」のリニューアルにあたるようで、確かに内装もそのまま。メニューは「昼メニュー」と「夜メニュー」に分かれており、前者は「牛肉汁つけ麺」のみ、後者は「牛塩ラーメン」「煮干醤油ラーメン」の2系統。「牛肉汁つけ麺」は麺量が選べ、小盛・中盛・大盛がそれぞれゆで前で180g・240g・300g。麺質にもよりますが、さすがに180gは少ないかなと思い、今回は「牛肉汁つけ麺 中盛」(780円)で。中細麺のようですが、結構ゆで時間がかかるのと、ある程度注文をまとめてロット処理しておられますので、提供時間はそれなり。
まずは、つけ汁をひと口……ウヒョー、これは「濃い」。つけ汁用の丼に、煮込んだ牛肉類を詰め込んで、さらに本当にタップリと醤油ダレを入れてしばらく湯煎、それに小鍋で加熱した牛骨と思われる白濁スープを投入して完成。その味わいは、わかりやすく言えば「超濃厚な牛丼の『つゆ』」、ただし牛骨スープの分だけ味が図太く、醤油ダレの量だけ味が超濃い。何も知らなければ、その濃さに「えっ?」と思われるかもしれませんが、なんせここは「五ノ神製作所」系、濃くないわけがありません。
麺は、やや太めの中太ストレート。小細工なしに、小麦の風味・甘味を最大限に引き出した麺で、あの超濃厚なつけ汁に対してある程度バランスしてくるあたりが、なんといっても「五ノ神製作所」系。提供時レンゲにのってくるのはトマト・ペーストで、こいつを直接麺で拾ってつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……瞬間ですがトマトの酸味と清涼感が舌をリセットして、直後に濃厚な牛肉汁・醤油・小麦が襲い掛かるという趣向。このあたりの演出は、「トマト使い」の「五ノ神」ならでは。
具材は、牛チャーシューに牛バラ肉、あとはメンマと薬味のネギ。当然ながら、牛チャーシューも牛バラ肉も濃い味付け、ただ牛バラ肉だけだと「牛丼」的に平凡な味に陥るところを、このチャーシューに味の「センター」を任せて、独自の方向に引っ張るあたりは非常によく考えられています。
スープ割りは、おそらく牛骨スープを足したモノ。「味が濃かったらおっしゃってください」とのことですが、事実上「五ノ神」に来ているのですから濃くて当たり前で、ご心配ご無用。ただ濃いながらも、牛骨により味の分厚さがさらに増し、これがただの「牛丼つゆ」インスパイヤでないことをハッキリ主張した上でのエンディング、さすがに洒落た演出です。

超濃厚な豚骨と海老出汁により、新宿南口で「五ノ神製作所」が創業したのは8年弱前。当時からトマトの使い方も抜きんでており、業界でも押しも押されもせぬ存在に。そして満を持してリリースしたのが「牛」一本に絞った超濃厚肉汁つけ麺……これが夜には一転、牛骨清湯や煮干しを絡めて提供するというから気になります。私としてはチョイとハードルが高いですが、なんとしても「牛塩」をいただきに再訪します。
店舗情報は、こちら。
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