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らーめん 谷瀬家@新橋 「らーめん+ほうれんそう」

谷瀬家@新橋・20180610・汐留
 「春眠暁を覚えず」な季節真っただ中、目覚まし時計にたたき起こされる毎日で、一週間がひたすら長い……そして、ようやくたどりついた金曜夜。仕事先からホームグラウンド・新橋に戻ってきて、新店「谷瀬家」へ。
谷瀬家@新橋・20180610・店舗
谷瀬家@新橋・20180610・券売機
 5月オープンのこのお店、家系でも「武蔵家」系のお店ですが、場所がなんと同じく家系「壱角家」の隣、これはまた大胆ですな……しかし、店主・谷瀬氏は新中野「武蔵家 本店」から「免許皆伝」されたそうで、この場所選びも自信の表れでしょう。メニューは「らーめん」一本で、あとは麺量とトッピングのバリエーション。とりあえず「らーめん」(700円)と「ほうれんそう」(50円)をポチッとな、好みは「全部フツー」でお願いしました。5名の店員さんが大きな声で掛け合いながらの、非常に手慣れたオペレーション。
谷瀬家@新橋・20180610・らーめん谷瀬家@新橋・20180610・スープ
 「武蔵家」系といえば、チョコレート色のスープが特徴ですが、こちらはどちらかといえば「ラテ」的な色合い。まずはひと口……おぉ、味の方もヒネリが入ってますな。豚骨を終日煮込んだというこのスープ、非常に乳化が進んでいるせいか、「武蔵家」的なヘビーなパンチではなく、「濃厚なのに不思議と軽い」、そんな印象。しかし、ハンパな家系店のようにカエシのキレや旨味でごまかすことなく、豚骨の風味・旨味を前面に押し出しながら、独特な「軽さ」を楽しませようというアプローチは、非常にユニークで好印象。
谷瀬家@新橋・20180610・麺
 麺は家系の王道・酒井製麺製で、少し太めの中太ストレート。他の家系店における「フツー」のゆで加減に比べれば、やや柔らかめの仕上がりですが、こういう濃厚なスープにはその方が合うというチューニングと思われ。事実、ゆでにより微妙にザラついた麺肌が、濃厚なスープをドップリ持ち上げ、それを力強い甘みで受け止めて、まずますのコンビネーション……ただ、「武蔵家」系にしてはスープがやや軽い分、多少麺が勝ち気味かな。
谷瀬家@新橋・20180610・具材谷瀬家@新橋・20180610・チャーシュー
 具材は、チャーシューと海苔に、増量したほうれん草。ほうれん草は、50円というプライスにしてはまずまずの盛り。ただ搾り加減がかなりユルめで風味も弱く、麺・スープに絡ませると、味がかなり薄まるのがタマにキズ。チャーシューと海苔は、家系店としては標準的なクォリティ。後半、卓上のニンニクと豆板醤を試しましたが、両方ともスープに飲み込まれて効きが弱めになるところを見ると、やはり豚骨としての濃度は超一流……だとしたら、どうやったらこの「軽さ」が出せるのかしら。

谷瀬家@新橋・20180610・卓上
 不思議な軽さに隠された、シッカリとしたクォリティが印象的な一杯。新橋は、どちらかといえば見かけの派手さ・安さに惹かれる客が多い街ですので、こういう「ヒネリの入った本格派」がどの程度ウケるか心配ですが……実際、オープン4日目の金曜夜で客入りは7割程度、多くの客が隣の店に吸い込まれています。若き店主を応援するため、次回は「濃いめ」指定に挑戦します。

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miles

Author:miles
 千葉南西部や都心のラーメンを食べ歩きながら、某サイトへ5年にわたりアレコレ書いてきましたが、都心に引越し連載も1,000回を越えたあたりでこちらへシフト。他の話題についても「So What?」な気分で、アレコレ書いていこうと思います。
 とはいえ、ほとんどラーメンの話題になってしまうのか……

年齢:マジ・オッサン
仕事:銀座・新橋から離れ、今は世田谷系・半フリーランス
オッサンゆえの自己ルール:
 ・6人以上の店外行列はパス
 ・週3杯以内、日1杯以内
 ・連食・副食・大中盛NG
 ・移動は電車&徒歩
 ・移動時間30分以内
 ・飲み後のシメNG

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