2018/06/13
Kinton Ramen@三軒茶屋 「豚骨・味噌」

今週も、三軒茶屋で昼メシ抜きのお仕事、少し残業が入ってしまい、もはや15時半頃に。三茶は15時には昼休みに入るラーメン店が多いので、選択の余地は非常に限られるのですが……最近できた新店が通し営業であることを思い出し、そちらへ。お店は、少し入り組んだ路地の突き当たりにあります(写真)。

4月に「ソフトオープン」したこのお店、なんと創業はカナダのトロントで、その後モントリオールやソウルなどにも展開した後、満を持して日本に初上陸。メニューは「豚骨」「鶏白湯」の「味噌・塩・醤油・スパイシーガーリック」という構成で、麺(太麺・細麺)や脂量(多め・普通)もチョイス可能。店長におススメをうかがうと、「豚骨の味噌か醤油」とのことでしたので、「豚骨・味噌」を、やはりおススメの「太麺・脂普通」でお願いすることに。
躍動感のある、大きなチャーシューが印象的な丼景色。まずは、スープをひと口……う~~む、なんとも分厚いFAT感。豚骨というよりは、豚バラ肉をガッツリ炊き込んだような雰囲気で、脂が空気を含みながら豚骨と一緒に乳化したような……やや単調ながら驚くほど分厚い味わい。恐ろしく図太いベースを中心に、味噌やマー油がさらにコクを深めるといった構成で、確かに日本ネイティブな感覚とはかなり違います。
麺は太麺指定でしたが、やや太めの中太程度。ツルリとした麺肌で、実にスムーズな口あたりとノド越しですが、スープの粘度が高いため、予想以上に持ち上がります。上品で軽やかな甘味が持ち味で、分厚くはあっても味の濃さとしてはさほどでもないスープとは、意外にもジャストフィット。
具材は、チャーシューにモヤシとスイートコーン、そして薬味のネギ。チャーシューはバラ肉の厚切りで、大型1枚と中型が1枚(後者はサービスかな?)。この肉をスープと一緒に煮ているらしく、適度に脂が抜けている上にシッカリバーナーで炙ってあり、表面はカリッと、中身も適度にジューシーで、見た目以上に食べやすい。醤油味のローストポーク的な味ですが、分厚くある意味平坦な味のスープに対して、豚肉の風味が非常にビビッド。

液体として個体として、「肉」を味わいつくす一杯。豪快にしておおらかな味づくりは、細部にコダわる日本の繊細な味づくりとは対極的なアプローチで、だからこそ一食の価値があろうというもの。それにしても、お店の場所は結構わかりにくく、外資のお店がなぜここを選んだのか謎ですが……しかし、三茶では貴重な通し営業店、機会がありましたら是非。
店舗情報は、こちら。
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