2018/07/19
沖縄料理とそば かんから食堂@渋谷 「島ラー油つけめん」

例によって三軒茶屋での仕事は昼飯ヌキ。渋谷まで引き上げてきた途端に空腹が襲い、とりあえず駅前あたりで何か食べようかと……そういえば、16B出口近くの沖縄料理店「かんから食堂」が、つけ麺を出していることに先日気が付きました。とりあえずそちらへ。

すでに15時半頃でしたので、「つけ麺がランチメニューだとまずいな」と思っておりましたが、どうやらいつでも出せるレギュラーの模様(後日夜にも食べました)。種類は「つけめん」と「島ラー油つけめん」の2種類、蒸し暑い日でしたので「島ラー油つけめん」(880円)を、小盛(200g)でお願いしました(中盛320g、大盛450g)。
おぉ、赤い液面が食欲をそそりますなぁ。まずは、つけ汁をひと口……ふむふむ、コイツはイイ感じ。ベースは沖縄そばのスープのようで、通常は豚出汁とカツオ出汁からなりますが、コイツはカツオ出汁主体の模様。カエシにも強くカツオをきかせており、さらに濃口醤油を使っているらしく、キレよりも旨味・コク重視の設定。微妙に甘く味付けながら、酸味をかなり強くきかせ、仕上げにかけられた「島ラー油」は……これがなんとも「マイルド」な辛さ。辛味よりも旨味が強い印象で、辛さは微妙に感じられる程度。全体として、ベースの旨味を殺さぬよう、甘・辛・酸を上手くバランスさせた、沖縄料理店とは思えぬラーメン専門店並みのレベルの高さ。
麺は、少し太めの中太ストレート。多加水で淡白な味わいですが、麺肌が微妙にざらつき、歯切れも微妙にボソッとしており、あるいは沖縄そばの麺を使っているのかもしれません。沖縄の風味あふれるこのつけ汁には、当然のごとくに合いますなぁ……いやぁ、なかなか美味い。
具材はすべてつけ汁に入っており、バラ肉の小片と正体不明のプルっとした「白い物体」(写真)が多数、それにネギやゴマと、麺小盛ならサービスで玉子かネギかアオサを追加できるとのことでしたので、アオサを入れてもらいました。注文ごとにバーナーで焼き目を入れたこの「白い物体」、お店の方によれば「ラフテーの切れ端などを炙ったモノ」なんだとか。ラフテーは煮込む過程で脂を抜いていきますが、この物体にも脂分のくどさが全くなく、最初はタラかアンコウかと思ったり……とにかく面白い食感です。

スープ割用にカツオ出汁が用意されているようですが、甘・辛・酸どれをとってもトガリがなく、旨味が印象的なつけ汁ですので、私はそのまま最後まで堪能。食後、「島ラー油」が内臓から体をジンワリ温めてくるのが分かりますが……コイツは夏でもいいけど、冬もイケそう。食後まで、「沖縄」を堪能できる一杯でした。
店舗情報は、こちら。
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