2018/12/22
煮干し中華そば はるいち@渋谷 「濃厚煮干し辛つけ麺」

いよいよ年末進行に突入し、食べ歩く時間も確保が難しくなってきた今日この頃。この日のランチも選択の余地はほとんどなく、よくお世話になっている渋谷「はるいち」さんで、お気に入りの一杯を。場所は宮益坂上交差点のほど近く。

2016年4月オープンのこのお店、曙橋・新高円寺にある「晴壱」のメンバーだった方々が立ち上げたお店です。メニューはオープン以来不動のラインナップで、「濃厚煮干し鶏そば」「煮干し中華そば」「濃厚煮干しつけ麺」「濃厚煮干し辛つけ麺」の4系統。私はこの「濃厚煮干し辛つけ麺」(850円)にハマってしまい、これを注文する場合がほとんど。今日はコイツに「味玉」(100円)つけて。
麺量は「並」か「中」を選べますが、例によっていつも「並」、でもこの日はちょっと盛りが多い気も。さてつけ汁は、濃厚な煮干し鶏白湯と辛味ダレのコラボ。「晴壱」の影響なのか、オープン当初は鶏のクセ・臭みを強調したスタイルでしたが、その後ずいぶんとマイルドな味に変化。煮干しも、ワタを丁寧に処理してあるのか苦み・エグミが一切なく、実にピュアな風味と旨味。そして注目は辛味ダレで、おそらく日本の唐辛子を使ってスピーディな辛味を中心に据え、煮干し粉やスパイスで旨味や味の幅をもたせるスタイル。当然、まったりとしたスープに対してやや上滑り気味になりますが、実はそこがミソ。
麺は、かなり太めの中太平打ちで、微妙にウェーブがかかったもの。唇に張り付くような、しっとりとした口あたり、粘り強く重厚感のある歯応えで、ムチプリ系の麺が多数派となった最近のつけ麺系にあっては少数派。しかし、この「重み」こそがミソだったり。
コイツをつけ汁にくぐらせ、ズバァ~~ッとイキますと……麺の重厚な甘みと、マイルドなスープ、そしてスピーディな辛味が三位一体、それぞれのパーツに張られた「伏線」が、舌の上で見事に交わります。しかも、敢えてスープと辛味ダレを一体化していないため、麺をくぐらせるほどにバランスが変わり、咀嚼によって麺の甘みも変えられて……ホント、コイツは最後まで飽きません。
具材は、つけ汁に沈むサイコロチャーシューにメンマ、薬味のネギに追加の味玉。チャーシューは敢えて薄味に仕上げてあり、そのため濃厚なスープとのコントラストが実にクッキリ。メンマも薄切りにして軽快な食感に仕上げてあり、重厚な歯応えの麺に対して、まさにピッタリのコンビネーション。スミズミまで、よく考えられた構成です。

いつも「新店」とか、「久々の一杯」などを紹介していますので、いつも食べているお気に入りの一杯を紹介するのは、なんとなく気恥ずかしくもあるのですが……どなたにも、自信をもってオススメできる一杯。卓上アイテムも「煮干し油」「自家製辛味」「煮干し一味」など実に多彩(全5種類)で、カスタマイズし放題。さらに、オープン時より営業時間も延長されて、仕事終わりにも通いやすくなったりと……今後もお世話になりますので、ヨロシク。
店舗情報は、こちら(営業時間を訂正しておきました)。
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