2019/01/28
真鯛らぁめん まちかど@恵比寿 「真鯛らぁめん」

ランチタイム、恵比寿に寄り道しても文句言われない経路で電車移動が発生。恵比寿には昼行ったほうが良い新店がいくつかあるんだよなぁ……まずは、商店街・恵比寿一番会にできた「まちかど」へ。

1月オープンのこのお店(入口は写真左端)、駒沢大学でイタリア料理店を営んでいたご主人が、鯛スープのパスタからラーメンを考案し、曜日限定で提供していたものから発展して、恵比寿に専門店を出店したものとか。ただし、こちらもBARを昼だけ間借りしているようで、営業時間は夕方まで。

メニューは「真鯛らぁめん」「真鯛とオマール海老」「真鯛つけ麺」の3種類、とりあえず店名に打ち出している「真鯛らぁめん」(950円)を注文(後会計制)。さほど広い店ではありませんが、厨房は4人態勢。
麺にのる鯛の切り身が、ゴージャスな雰囲気を醸す丼景色。まずは、スープをひと口……見た目と全然違うまろやかさ。「じっくりローストされた鯛をたっぷりの野菜で炊き上げ」たというこのスープ、使っている鯛の量が尋常ではないらしく猛烈な風味、エグみまで全開で出てしまうレベルのはずなのに、それをフワリと柔らかく野菜で丸め込み、コクに変えてしまっているところが、驚きのマジック。無化調ですので味わいも実に伸びやか、「鯛」をモチーフにしたスープとしては、非常に珍しいアプローチ。
麺は太ストレートで、ツルツルの麺肌。多少重めの歯切れと噛み心地で、まるでパスタでいう「リングイネ」のような食感、甘味にも独特の派手さがあって、店員さんに尋ねたところセモリナ粉も使っているとかで、さもありなん。ただし、スープの粘度はかなり弱めですので、ストレート麺のツルリとした表面に弾かれるかたちで、両者の絡みはイマイチですな……パスタとしてみればこの程度のバランスでOKですが。このあたり、賛否ありそう。
具材は、鯛の切り身、菜の花とカイワレ、そして薬味はネギとレモンスライスが一枚。鯛はナマではなく、単なる湯通しだけでもないようで、上品な甘さと旨味がグンと強調されて、コイツは絶品。菜の花の微妙な辛味・苦みも、イイ感じでスープの味を引き締めます。

また、卓上にはホットオイルが用意されており、後半コイツを2匙ほど入れてみましたが……予想に反して辛味はほとんど感じず、鮮やかな酸味がサッとスープに広がって、分厚い鯛のコクがキュッと締まる感じで面白い。

「鯛」を前面に打ち出すお店も都心にいくつかありますが、ラーメン店でいう「鯛出汁」の概念から大きく離れ、アクアパッツァの煮汁というか、ブイヤベースというか、非常に分厚い味わいの一杯。具材も一流、麺もシッカリしており、あとはこれをラーメンと捉えるか、スープ・パスタと捉えるかで印象が違ってくるのでしょうが……だったら、最適解は「つけ麺」ということになるのかな。是非、再訪し試してみようと思います。
店舗情報は、こちら。
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