2019/02/12
真鯛らぁめん まちかど@恵比寿 「真鯛つけ麺」

またしても、ランチタイムに電車移動が発生。こりゃ恵比寿「まちかど」を再訪するチャンス到来ですな……JR駅西口を出て、ご覧の交差点を直進すれば、お店のある商店街の恵比寿一番会に入れます。

前回は「真鯛らぁめん」をいただきましたが、ラーメンとスープパスタの中間、どちらかといえばパスタよりのスタイルに思えて、それなら「真鯛つけ麺」(1,100円)の方が面白そうと感じました。ちなみにこの日は、レギュラーメニューの他に「真鯛担々麺」も提供中とのことで、ニンニクやローリエで風味を加えたというウリ文句に、思わずグッと心が動きましたが……とりあえず、初志貫徹。
お、つけ汁になにやら赤いモノが浮いてますな。まずは、ひと口……「らぁめん」と「つけ麺」、両方食べてみて少し疑問が氷解。ローストした大量の鯛を野菜と一緒に炊き上げたというベーススープ、「らぁめん」のとき疑問だったのは、これほど鯛の風味が濃いのにエグミがほとんどないこと。ところが、このつけ汁は濃いだけでなくエグミもあり、それをトマトの酸味で散らしています。おそらく、ここのスープはペーストにした「ローステッド鯛」と、煮出した鯛アラ・野菜スープからなっており、そのバランスを変えることで「らぁめん」と「つけ麺」で使い分けていると思いました。コイツは単体で味わうより、早く麺をくぐらせてみたいもの。
麺は、平打ち気味に偏平した断面で、かなり太めの中太ストレート。結構ざらついた麺肌と、強い粘りを感じるモチモチ感で、「らぁめん」とは違う麺のような気が少ししましたが……はて。しかし、味の方は両者似ており、非常にハキハキとした力強い甘味、つまりこちらもセモリナ粉を使っているということでしょう。コイツをつけ汁にくぐらせ、ズバァ~~ッとイキますと……つけ汁の強烈なコクとかすかなエグミ、そして清々しい酸味の中から、麺の甘みが「明瞭快活」に立ち上がってくる感じが、実にいい。まるで交響楽のクライマックス近くで、決然としたトランペットのソロが始まったような、「カタルシス」。

具材は、鯛の切り身、菜の花とカイワレ、薬味のネギ・レモンスライスと、「らぁめん」とほぼ同じ。ただ、前回は鯛の切り身が少し湯(出汁?)通しされていたような気がしましたが、今回はナマに近い。前回も食べ進むうち、少しスープがしみたモノかも知れません。

スープ割りをお願いすると、エグミと酸味がグンと弱まり、「真鯛らぁめん」のスープに近い味わいとなって返ってきます。やはり、つけ汁はペーストとベーススープで構成されており、スープを足すと「らぁめん」のバランスに近くなるのかな。

「美学」の「らぁめん」と、「カタルシス」の「つけ麺」。どちらも斬新なのに骨太で、圧倒されるほどの魅力に満ちた一杯。ただ、麺とスープのコンビネーションだけを取り上げれば、「つけ麺」の方が一枚上手かな……前回から1週間後、ほぼ同じ時刻に訪店しましたが、女性客含めずいぶんとお客さんが増えていました。私みたいに行列嫌いでご興味ある方は、是非早めにお試しを。
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